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■「将棋世界」誌の付録:2018年

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表紙 タイトル・著者・発行 内容 備考
手筋問題集
初段 受けとしのぎ2018

武市三郎
2018.04
 
羽生善治 永世竜王への一手
──竜王7期の全勝局+アルファを収録した保存版付録!

勝又清和
2018.03
羽生善治が竜王を獲得した7期分の勝局を、次の一手で解説した本。

羽生は、2017年12月に竜王通算7期獲得で永世竜王の資格を獲得し、同時に永世七冠を達成し、大きな話題となった。のちに国民栄誉賞も授与されている。

本書では、羽生の竜王通算7期の勝局(各4局×7期=28局)を次の一手形式で振り返る。「+α」として、1989年8月竜王戦本戦の▲羽生vs△大山戦と、矢倉四手角に結論を下した2002年10月の竜王戦第1局千日手指し直し局の▲阿部vs△羽生の2局が入っている。

基本的には問題図1p、解説1pのいつものスタイルだが、問題によっては解説3pだったり、他棋戦の有名局の解説や、他棋士のコメントが入ったりしている。

羽生の勝負術や得意技、手筋の上手い使い方や強さの秘密などが随所に現れ、下記のコラムを含めて、この一冊で「超ミニ羽生全集」の感じになっている。

【コラム】
(1)すごみを感じると金
(2)羽生の3手トン死
(3)羽生の玉さばき
(4)第3期竜王戦第4局
(5)羽生の1手トン死
(6)鬼手

羽生の将棋は、全集やムックなどでも詳しく解説されている。まずはこの一冊で羽生将棋に触れてみるのも良いし、すでに詳しい解説を読んだ人がこの一冊で「ああ、あれね!あったね!」と振り返るのも良いと思う。(2018Mar03)
攻めて楽しい
痛快!先手中飛車
中央突破で居飛穴攻略。解いて覚える定跡次の一手

西田拓也
2018.02
▲中飛車の次の一手問題集。対△居飛穴と、対△左美濃に絞って解説。

本書での▲中飛車のコツは、美濃囲いが完成したらどんどん攻めること。

No.4〜 △居飛穴に対して、▲6五銀〜▲5四歩で棒銀ライクで攻める。一気に潰すのではなく、△6二銀の動きを封じて玉を堅くさせないのが真の狙い。

No.14〜 後手が5筋の位を取らせず、かつ居飛穴にする。この戦型では5筋歩交換後に▲6六銀(▲5六銀ではない)が急所。▲5五歩△同歩の時に銀取りにならないので▲4五歩と突ける。

No.20〜 後手、角道を開けない左美濃。後手が角道を開けるまでは▲5五歩を突かないのがポイント。後手の形は、△6四銀型、△6三銀型、△7三桂を急ぐ型、左美濃完成を急ぐ型に分かれる。

本書の形では、先手は常に角筋を生かした攻めを心掛けるのがポイント。角交換した形は扱っていないので注意。(2018Feb05)
7棋士が競演!
若手棋士の詰将棋


斎藤慎太郎
宮田敦史
及川拓馬
村田顕弘
都成竜馬
藤井聡太
上田初美
2018.01
詰将棋問題集。10代〜30代の若手棋士のうち、詰将棋創作が得意な7棋士の作品を計39題収録。

斎藤慎太郎七段 No.1〜No.5(5問)
宮田敦史六段 No.6〜No.11(6問)
及川拓馬六段 No.12〜No.17(6問)
村田顕弘六段 No.18〜No.23(6問)
都成竜馬四段 No.24〜No.28(5問)
上田初美女流三段 No.29〜No.33(5問)
藤井聡太四段 No.34〜No.39(6問)


作者名、手数の表示はある。手数は5手〜17手。(No.11は原図が19手なのに17手に収めるために変な配置が追加されている…)

手筋モノから構想作まで、内容は様々。

基本的には初出作ではなく、朝日新聞、将棋世界などに掲載されたものから、変わりどころでは「北九州将棋フェスティバルでの人間将棋用」に発表されたものまで、出典は様々。

わたしはこういった作品性の高い複雑な詰将棋を解く能力がないので、鑑賞に徹しました。ちなみに手数はこんな↓感じ。

 5手=1問
 7手=2問
 9手=6問
 11手=6問
 13手=13問
 15手=4問
 17手=7問


うん、鑑賞で正解(滝汗)。答を見てから「これなら挑戦してみればよかった」と思ったものもありますが、かなり難しめの限定打・合駒限定なども頻出するので、うんうん唸り続けるよりも精神的にはよろしい。

個人的には、村田のNo.22はぜひ見てほしい。少ない駒数ながら盤上をいっぱいに使ってあり、変化も並べてて「おお〜」と思うので、わたしのような詰将棋凡人でも鑑賞し甲斐のある作品でした。(2017Dec30)


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