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■「将棋世界」誌の付録:2016年

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表紙 タイトル・著者・発行 内容 備考
将棋雑学ゼミナール
めざせ将棋界ものしり博士!

田丸昇/構成
2016.12
将棋の知識・雑学を三択形式で出題した本。2013年9月号付録『将棋クイズ123』の続編。

設問は基本的に見開き3問で、最後の「写真クイズ」だけは見開き1問となっており、全問題数は107。以下のようにジャンル分けされている。

棋戦と記録=30問
棋士の裏話=27問
将棋の歴史=15問
将棋と文化=15問
将棋の雑学=15問
写真クイズ=5問


私の正解率は61.7%(66/107)だった。ヤマ勘で答えたものも含んでいるので、自信を持って正解したのは50%くらいだと思う。ハッキリ言って難問揃いだが、「将棋世界」を長年読んできた読者ならもっと解けるだろうか?8割正解できるなら、将棋検定のトップクラスも合格できるかも?(2016Nov15)
解いて覚える定跡次の一手
対矢倉 左美濃新型急戦
矢倉党に衝撃!いま話題の攻める急戦の秘密を初公開

斎藤慎太郎
2016.11
矢倉での△左美濃・新型急戦を解説した本。「新型急戦」となっているのは、まだこの戦法に確定した名前がないため。

近年、矢倉戦で後手番の作戦が盛り上がりを見せている。本戦法もその一つで、公式戦では2015年10月の▲森内△阿部光瑠(叡王戦)が初めてらしい。登場から1年未満のフレッシュな作戦なので、この機会に定跡と感覚をマスターしておこう。

本戦法は、(1)左美濃(一段玉)で堅く囲い、(2)居角のままで先手陣を牽制し、(3)6〜8筋を複合的に攻める、のが特徴。他のコツとしては、以下の通り。

・早めの△8五歩で▲7七銀を決めさせる。
・2筋歩交換は許す。(△3三銀、△3三角とはしない)
・仕掛けは△6五歩〜△7五歩が基本。▲4八銀と▲2八飛が働かないうちに攻め切りたい。
・先手が右銀を早めに活用してくる場合、▲4六銀〜▲4五銀を受けるため、△5四銀〜△4四歩とする。急戦は封じられるが、三手角or5筋の位に反発するのを使い分ける。
・2筋歩交換後に▲3四飛と横歩を取られた場合、△4四角から飛を圧迫する。
・▲4六角で仕掛けを牽制してきたら、△4五銀で▲4六角を追ってから仕掛ける。
・▲3八飛型には、▲4六角まで組まれる前に仕掛けたい。7筋の歩が突いていなくても、△6五歩〜△7四歩と前のめりで仕掛けるのが有力。
・右金は場合によっては攻撃に参加させる。玉型は片美濃(一段玉)で良しとする。


簡易チャートは以下の通り。

初手より
▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲6六歩△6二銀
▲5六歩△8五歩!▲7七銀△6四歩▲7八金△6三銀
▲5八金△3二銀▲2六歩△4二玉▲2五歩△3一玉!
├▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩
|├▲2八飛△5二金右▲4八銀△7四歩
||├▲6七金右△7三桂▲6九玉△6五歩〔右上図〕
|||▲同歩△7五歩
|||├▲同歩△6五桂
||||├▲6六銀△6四銀…
||||└▲7六銀△8八角成▲同金△8六歩!
|||| ├▲5五角…
|||| └▲同歩△同飛
||||  ├▲8七歩△7六飛!▲同金
||||  |├△5七桂成…
||||  |└△4九角…
||||  └▲8七金△同飛成…
|||└▲6六銀△8六歩▲同歩△7六歩▲同金△8五歩▲7九角△8六歩▲8八歩
||| ├△7五歩…(p28)
||| └△8七歩成
|||  ├▲同歩(p28)
|||  └▲同金△7四銀▲4六角△6五銀!…
||└▲5七銀△5四銀
|| ├▲4六銀△4四歩▲5五歩△4三銀引…(→三手角へ)
|| └▲6七金右△7三桂▲4六銀△4四歩▲5五歩△4五歩▲5四歩△4六歩
||  ├▲5三歩成…(p38)
||  └▲同歩△5四歩
||   ├▲7五歩△8四飛▲9五銀…
||   └▲6九玉
||    ├△6五歩…(p42)
||    └△8六歩
||     ├▲同銀…
||     └▲同歩…
|└▲3四飛△4四角
| ├▲2四歩…(p48)
| └▲4六歩△5四銀…
└▲4八銀△5二金右▲6九玉△7四歩
 ├▲6七金右△7三桂▲7九角△6五歩…
 └▲7九角
  ├△7三桂▲2四歩△同歩▲同角△2三歩▲4六角
  |├△4四歩…(p54)
  |└△6二飛…
  └△5四銀…

※No.29以降はチャート化困難。
No.29 △4五銀を▲3七桂で受ける形
No.30 △4五銀を▲2五飛で受ける形
No.31〜 実戦で現れた手or変化
 ▲森内俊之△阿部光瑠(2015.10, 叡王戦)
 ▲島本亮△千田翔太(2016.05, 棋王戦)
 ▲中田宏樹△斎藤慎太郎(2016.06, B2)
No.34〜 ▲3八飛型

(2016Nov03)
【定跡次の一手】 角道オープン、角交換振り飛車の源流
立石流四間飛車

小林健二
2016.10
立石流四間飛車を解説。

創始者の立石勝己さんが2016年5月に亡くなったのを偲んでいる。解説の空きスペースの随所で、立石さんの思い出エピソードが登場する。

No.1〜16 谷川浩司vs中村修、1990.12.14
No.17〜28 立石流のポイント(手筋)

2筋歩交換に△3二金/飛交換を迫って▲2五歩と打たせる/銀の繰り替え・△5二銀/銀冠で右金を上がらない(△8三銀-6一金-5二銀)/△3九角を狙う/飛交換して自陣飛車/角交換後の▲7七角に△3三角/▲7七角△3三角▲5五歩

No.29〜32 小林健二vs佐藤康光、1995.01.14(早指し選手権戦・準決勝)
No.33〜39 小林健二vs谷川浩司、1995.02.04(早指し選手権戦・決勝)

この将棋の角交換から△4二角(▲7五歩取り)も立石流対策の一つ。

角交換後の▲7七角(自陣角)が立石流の天敵であり、プロの採用減につながったことは、正直に書かれている。ただしその後の展開は結構難しいので、要チェック。

なお、本書の内容は「定跡次の一手」ではない、ような気がする…

※誤植:
p34 ×「飛車を取るの手もあるが」 ○「飛車を取る手もあるが」or「飛車を取るのもあるが」
p49 ×「△3五飛のする順もあるが」 ○「△3五飛とする順もあるが」
歩の攻め手筋50
攻め方がうまくなる! 歩の基本テクニック集

上野裕和
2016.09
基本的な歩の手筋を次の一手形式で解説。難易度は★2〜★3で、級位者〜初段くらいが対象。

No.1〜No.22は部分図で見開き2問。答えるのは1手で良い。歩の犠打で守備駒を移動させる問題が多い。
No.23〜No.45は部分図で見開き1問。No.37まではやはり1手のみ答えればよい。No.38〜No.44は3手、No.45だけは5手答える必要がある。一部の問題は、前半で出た問題の「2手前」からスタートする。
No.46〜No.50は上野の実戦から出題。これまで学んだ手筋を応用すればよい。もちろんプロの実戦なので、それだけで決定的な差が付くわけではないが、感覚的に「プロでもこういうところで使っている」ということが感じられれば良い。(2016Aug08)
塚田流角換わり△6五同桂革命
角換わりの後手戦術に新風!解いて学ぶプロの最先端定跡

塚田泰明
2016.08
角換わり腰掛銀の流れを変えた、塚田流△6五同桂を解説。

塚田流は、9筋の突き合いのない〔左図〕から△6五歩▲同歩△同桂▲6六銀△3五歩〔右図〕と行く。飛側はシンプルに仕掛け、狙いは桂頭攻め。後手番なので千日手もありだ。


この将棋が広まることで、角換わり腰掛銀の端歩に対する考え方がシビアになってきた。

本付録では、おおむね歴史順に次の一手形式で解説。2014年2月19日の公式戦初登場後から塚田の実戦3局、塚田の当時の研究、他の棋士が指した将棋、塚田の実戦の順となる。(2016Jul04)
中田章道短編詰将棋集
終盤力と読みを鍛える7手詰〜15手詰まで39+1題

中田章道
2016.07
7手詰〜15手詰の詰将棋問題集。表紙を含めて計40問。各手数8局ずつ。「既発表作から出来が良いものを選んだ」とのこと。

手数の割には少し難しいものもあるが、作者の意図を見抜いて解けるととてもスッキリ。
新手年鑑2015
観戦にも実戦にも。使えるプロの定跡最先端ガイド

勝又清和
2016.06
2015年度の新手特集。一部2014年度のものもあり。恒例の妙手・ポカは、今回は割愛。

No.1 ▲石田流△左美濃
No.2 ▲升田式石田流
No.3〜5 中飛車左穴熊
No.6〜10 △四間飛車穴熊(穴熊模様も含む)
No.11 △四間飛車▲矢倉引き角
p30〜 △四間飛車藤井システム
p38〜 ゴキゲン中飛車
 10手目△6二玉
 アベケン流端角戦法
 ▲超速3七銀△3二銀型
p49〜 矢倉△4五歩反発
p53〜 矢倉早囲い
p61〜 矢倉△左美濃急戦
p64 角換わり腰掛け銀・塚田新手
相振り飛車 常識の手筋
初段を目指す相振り党必読の一冊! 使える手筋50題

杉本昌隆
2016.05
相振り飛車特有の手筋を次の一手形式で解説した本。

相振り飛車には、相居飛車や対抗形には現れない筋がたくさんあり、初段くらいの手筋でもプロがうっかりすることがあるくらいである。当然、たくさんの「筋」「手筋」を知っている方が有利。相振りが苦手な人も、これらの手筋をマスターすれば、相振りが得意科目になるだろう。(2016Oct17)

No.1〜No.22 部分図、見開き2問、難易度★2.5〜3.5
No.23〜No.38 部分図、見開き1問、難易度★3.0〜3.5
 (No.33〜No.38は受けの手筋)
No.39〜No.50 全体図、見開き1問、難易度★3.5〜4.0


※誤字・誤植等
No.46問題図では、解答手数が「1手」とあるが、実際の解答は3手。
矢倉・美濃・銀冠・穴熊
囲いの周辺手筋
攻め方、受け方。実戦で差がつく39のハイテクニック

川上猛
2016.04
四大囲いの崩し方と凌ぎ方を次の一手形式で出題。部分手筋メインで、難易度的には★3.0〜4.0くらい。解説の質量は『寄せの手筋168』と同等。似た形を攻めと受けの立場で解説してあるのが良い。(2016Jul16)

No.1〜17 美濃囲い(攻め=5、受け=13(No.13は両方の立場で考える))
No.18〜24 銀冠(攻め=7(反撃を含む))
No.25〜31 矢倉(攻め=5、受け=2)
No.32〜39 穴熊(攻め=6、受け=2)
初段 1手3手必至
50題全部解ければ終盤が見違えるように変わる

武市三郎
2016.03
初段レベルに解いてほしい必至問題を50問(表紙を含む)。

No.1〜20 1手必至
No.21〜49+表紙 3手必至

序盤の1手必至でも、玉方が最善の受けをしてきた場合は、詰め手順が結構難しいことも。No.37くらいから難度が少しアップし、必至問題に慣れた人でもひと目で正解にたどり着くことは難しくなってくる。

問題図には1行ヒントが添えられている。解答は、正解の解説と、誤答例。難易度は★3.0〜3.5くらい。(2016Jul21)
現役棋士データブック2016 下 た〜わ行

編集部編
2016.02
 
現役棋士データブック2016 上 あ〜た行

編集部編
2016.01
 


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