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■面白い詰将棋百題

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面白い詰将棋百題
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tecchin3さんthx!
将棋ポケット文庫
面白い詰将棋百題
[総合評価] B

難易度:★★
 〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B+
上級〜有段向き

【著 者】 原田泰夫
【出版社】 大阪屋號書店
発行:1958年 ISBN:
定価: 200ページ/13cm
面白い詰将棋百題 将棋ポケット文庫(新装版)
面白い詰将棋百題
[総合評価] B

難易度:★★
 〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B+
上級〜有段向き

【著 者】 原田泰夫
【出版社】 大阪屋號書店
発行:1959年 ISBN:
定価: 200ページ/13cm
(集文館版)
面白い詰将棋100題
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集文館詰将棋ポケットブックス
面白い詰将棋100題
[総合評価] B

難易度:★★
 〜★★★★

見開き1問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B+
上級〜有段向き

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【著 者】 原田泰夫
【出版社】 集文館
発行:1972年 0376-98219-3055
定価:300円 200ページ/15cm


【本の内容】
・詰将棋=計100問
初等基礎編(3〜5手詰=20問)
実力養成編(7〜19手詰=80問)

◆内容紹介(序文より抜粋)
毎週三題、毎月十題と折にふれ、勝手気ままに作った詰将棋ではあるが、塵も積もれば山となるで随分溜まったものと我ながら驚く。その中から一〇〇題を選んだのが本書である。(中略)

私は詰将棋を作る場合、次の点に注意している。
◇実戦型であること。(桂香歩のある隅の形)
◇持駒は三枚を限度とすること。
◇置駒はつとめて少くすること。
◇実戦に応用価値のある手筋を折り込むこと。
◇詰手数は一九手を限度とすること。


【レビュー】
実戦型の多い詰将棋問題集。

原田泰夫の詰将棋は、本当の意味で「実戦に役立つ詰将棋」である。内容紹介にあるように、桂香歩が実際にありそうな配置になっているものがおよそ9割を占める。

また、よく「詰将棋は駒を捨てるもの」と言われるが、本書の原田詰将棋はもちろん駒を捨てる好手や妙手が入っているものの、「駒を取ることをかなり意識」して解くべきものが非常に多い。

さらに、10手以上のやや長めの詰将棋でも、後半は俗手で寄せていくものも多く、「三手の読み」で解けるようになっている。実際はもう少し読む必要はあるが、「5手詰〜7手詰ならだいたい解ける」という方であれば、ヒントをしっかり読めば解けると思う。「9手以上は苦手で…」という方でも、ヒントの助けはあるものの、自力で15〜19手が解ける感動が味わえるだろう。


手数の分布は右図のようになっている。最初の3手(10問)と、5手(10問)は順番に固まっているが、それ以降の手数はランダムになる。おおむね難易度順に並んでいるので、後半に行くほど手数が増える傾向はあるが、最後の方でも9手詰が出てくる。

3手詰から始まるものの、実際は最初の20問はウォーミングアップ。ボリュームゾーンは9〜11手だ。


本書から、わたしが代表的だと思った問題を、3題紹介しておこう。

第53題

ヒント
せまい玉であるが、玉の腹と尻は馬金角の守備がある。
頭から迫るよりない。要は飛車の使い方にある。(九手詰)
十級程度向き。



飛車がちょこちょこ動くのが面白い問題。
第71題

ヒント
まず▲4五角の射程範囲に玉を呼び、龍を活用した後、角を捨てる。長手数にしてはやさしい。
(十九手詰)
七、八級程度。


このように書かれているヒントを理解し、ヒントの筋が見えれば、長くても易しい。ヒントありとはいえ、これぐらいの手数が解けるようになると、詰将棋も楽しくなってくるよね。
第80題

ヒント
▲4一馬の威力を百パーセント発揮させ、尻から迫り、▲3二馬と切る順を狙うこと。
(十五手詰)
七、八級程度。



もう、本当に実戦でありそうな形。▲4一馬と王手で入って、△3二金と受けました、みたいな。この第80題を含んで、第80〜88題くらいの11〜19手が実戦で見えると、詰将棋の効果が実感できるだろうなー。


なお、ヒントに添えられている棋力判定は、現代の基準からみると相当にカラい。「十級向き」は現代の初段〜二段、「七〜八級向き」は三段〜四段くらいではないだろうか。もしかしたら、原田基準は奨励会の段級なのかもしれない。

問題数100題は決して多くなく、標準的ではあるが、本の大きさが縦13pと「本当のポケットサイズ」なので、持ち歩きに便利。胸ポケットにも入る。大会前に電車の中でトライするには、難易度的にもちょうど良さそうだ。

古い本なので入手しづらいが、もし見つけたらラッキー。手数アレルギー克服と併せてお試しいただきたい。

【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 将棋ポケット文庫
[著者] 
原田泰夫
[発行年] 
1958年

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