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■将棋─駒落必勝法

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将棋─駒落必勝法
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将棋─駒落必勝法 [総合評価] A

難易度:★★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
初級〜有段者向き

【著 者】 長口司郎 【監 修】 松田茂役
【出版社】 日本文芸社
発行:1966年 ISBN:
定価:350円 221ページ/20cm/H.C.


【本の内容】
六枚落ち篇(金銀四枚) (1)左翼撃破法 (2)右翼撃破法 (3)基本定跡 (4)上手△3四歩の奇策 26p
五枚落ち篇(片桂) (1)上手△2四歩の撃破法-1 (2)上手△2四歩の撃破法-2 (3)ハメ手撃破法 20p
四枚落ち篇(両桂) (1)居飛車撃破法 (2)ツノ銀戦法 16p
二枚落ち篇(飛角落ち) (1)上手△5五歩止め戦法 (2)上手、金の早繰り戦法
(3)居飛車の撃破法 (4)三間飛車撃破法(下手二歩突っ切り) (5)下手ツノ銀戦法
36p
飛香落ち篇 (1)四間飛車撃破法(下手右四間飛車) (2)上手△3三角の変化
(3)上手△4ニ金の変化 (4)ハメ手・ハマリ手-1 (5)ハメ手・ハマリ手-2
32p
飛車落ち篇 (1)上手△3三角戦法 (2)上手△3三桂の撃破法 14p
角落ち篇 (1)下手矢倉戦法 (2)上手△5五歩の変化 (3)下手▲6五歩の位取り戦法
(4)角落ち中盤戦「位取り」と「手詰まり」 (5)本定跡「△6三銀型」撃破法
(6)本定跡「△6三金型」撃破法 (7)本定跡「△6三金型」の変化
54p
香落ち篇 (1)上手中飛車撃破法 (2)ハメ手・ハマリ手 8p


【レビュー】
六枚落から香落までの、駒落ち総合定跡書。三枚落だけは省略されている。

本書では、「じっくり、玉は堅く、駒損しない」が基本スタンスになっている。特に二枚落以下はその傾向が強い。『定跡なんかフッとばせ』(湯川博士,1985)と考え方が似ているが、本書の方がもっと徹底している。たとえば六枚落ちの9筋攻めでは、途中で角を切るのが定跡で、ほとんどの駒落ち定跡書に「角切りがすばらしい好手」と書いてある。しかし本書では、「角を切るな」(29p)と駒損を避ける指し方が紹介されている。また、四枚落と二枚落では、“ツノ銀戦法”という、平手の“風車”に似た戦法が解説されている。

飛香落〜角落編は、わりと一般的な指し方の解説になっている。解説は丁寧でわかりやすいが、多くの人が苦労する飛車落はページが少なく、ややあっさり気味。

あまり他書には載っていない考え方が多く書かれているので、何冊もの定跡書を読んだ方にも新鮮味がある。逆に、本書を駒落ち本の一冊目として読むのは避けた方が良い。ツノ銀戦法は上手が手詰まりになってしまうので嫌われやすく、人によっては相手をしてくれなくなるかもしれないからだ。特に指導対局でいきなり使うのは危険。また、六枚落の9筋攻めでは、十中八九「角を切りなさい」と言われそうだ。考え方そのものは非常に参考になるので、3,4冊目くらいに読むのがいいだろう。そして、「ふーん、こんな指し方もあるんだぁ」と感じればそれで良いかと。(2004Jan26)



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒落ち定跡
[シリーズ] 
[著者] 長口司郎 松田茂役
[発行年] 
1966年

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