2.6KB

<< 直前のページへ戻る
 

■全戦型対応!囲いの破り方

< | No.1168 | >

トップページ > 棋書ミシュラン! > 全戦型対応!囲いの破り方
全戦型対応!囲いの破り方
zoom
マイナビ将棋文庫
全戦型対応!囲いの破り方
〜実戦でそのまま使える180手筋〜
[総合評価] A

難易度:★★☆
   〜★★★☆

見開き1問
内容:(質)A(量)A
レイアウト:A
解答の裏透け:C
解説:B+
中級〜上級向き

この本をAmazonで見る

【著 者】 及川拓馬
【出版社】 マイナビ
発行:2014年10月 ISBN:978-4-8399-5368-3
定価:1,231円 392ページ/16cm


【本の内容】
序章 囲いの崩し方理想形  
第1章 矢倉崩し 43問(第1問〜第43問)
第2章 美濃崩し 45問(第44問〜第88問)
第3章 穴熊崩し 39問(第89問〜第127問)
第4章 その他の囲い崩し 53問(第128問〜第180問)

・【コラム】創作の楽しみ

◆内容紹介
矢倉、美濃囲い、穴熊。いずれも現代を代表する3つの囲いであり、皆さんが普段目にする囲いの多くもこの3つのどれか、またはその類似形ではないでしょうか。そうであれば、これら3つの囲いの破り方、そのための手筋を知ることは、特に終盤の一手争いの場面では絶大な威力を発揮します。

本書は及川拓馬五段による将棋世界の人気付録「囲いの崩し方」全3冊の解説を全面リライト、さらに新題を95問追加、合計180問の大ボリュームで贈る囲い崩しの手筋満載の一冊です。

及川五段も「手筋を実戦で指すには知識を持っているかどうかが非常に重要です」(まえがきより)と言っているように、 将棋の手筋は、知っていれば指せる、しかし知らないと思いつきもしないものも多く、手筋をたくさん知っていることはそれだけで強力な武器です。

本書で3つの囲いの弱点と破り方の手筋を覚えて、堅固な囲いを見事にうち崩してください。


【レビュー】
囲い崩しを次の一手形式で解説した本。「将棋世界」の付録「囲いはこう破れ」の【矢倉編】(2012年4月号)、【美濃編】(2013年4月号)、【穴熊編】(2014年5月号)を加筆・修正、再構成し、新題を多数追加したもの。

基本的に、すべて次の一手形式になっている。各章とも、前半は部分図の問題で、後半には全体図の問題となる。

問題図の下部に、ヒントが60〜80字ある。問題の背景や考え方などが書かれているので、しっかり読んでから取り組もう。

解説は240字程度。すごく詳しいという訳ではないが、正解手の他に失敗手、あまり大したことのない手、正解図からの展開が丁寧に書かれているので、正解してもしっかり読んでおこう。

全体的に相振飛車をかなり意識しているのか、他の囲い崩しの本と比べて「上からの攻め」が多い。なので、本書以外に加えて囲い崩しの本をもう一冊取り組むと、相互補完になって効果が高くなる。すでに一冊済ませている人は、ぜひ本書にも取り組もう。

各章の内容をチャート化してみた。

〔序章〕 囲いの崩し方理想形
仕掛ける前の理想形。ここから駒をぶつけて潰すまでが定跡化されている。序章は次の一手問題ではなく、理想形の紹介のみになる。まずは眺めておこう。

・矢倉崩し理想形 @〜C
・美濃崩し理想形 @〜B
・穴熊崩し理想形 @〜A
・金無双崩し理想形 @〜B


〔第1章〕 矢倉崩し
├1〜29 部分図
|   ├1〜21 上から攻める 中盤型
|   └22〜29 横からの攻めも加わった 終盤型
└30〜43 全体図(主に仕掛け〜中盤)


〔第2章〕 美濃崩し
├44〜75 部分図
|   ├44〜63 上からの攻め(中盤)
|   ├64〜70 上からの攻め(終盤)
|   └71〜75 横からの攻め(終盤)
└76〜88 全体図
    ├76〜80 相振飛車
    ├81〜84 対左美濃
    └85〜88 対美濃囲い


〔第3章〕 穴熊崩し
├89〜88119 部分図
|   ├89〜97 上からの攻め(中盤)
|   └98〜119 横などからの攻め(終盤)
└120〜127 全体図


〔第4章〕 その他の囲い崩し
├128〜137 舟囲い
|   ├128〜134 部分図
|   └135〜137 全体図
├138〜147 中住まい
|   ├138〜142 部分図
|   └143〜147 全体図
├148〜158 金無双
|   ├148〜153 部分図
|   └154〜158 全体図
├159〜170 銀冠
|   ├159〜169 部分図
|   └170 全体図
├171 金美濃(部分図)
├172〜173 木村美濃(部分図)
├174〜177 角換わりの囲い(部分図)
└178〜180 中原囲い
    ├178 部分図
    └179〜180 全体図




裏透けがかなりひどく、答えを隠す工夫もなされていないのは残念だが、問題図の斜め上を左手の親指で隠しながら読めば何とか大丈夫。

内容はかなり良いので、初段を目指す人にはお買い得。ただし、評価Aではあるが、一冊だけでは不十分なので、他の本と組み合わせて、練習用として活用するのが良いと思う。(2018Jun03)



【関連書籍】

[ジャンル] 
寄せ・囲い崩しの手筋
[シリーズ] 
マイナビ将棋文庫
[著者] 
及川拓馬
[発行年] 
2014年

< | >

トップページ > 棋書ミシュラン! > 全戦型対応!囲いの破り方


Copyright(C) 1999-2024 【将棋 棋書ミシュラン!】 All Right Reserved