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■二段の力

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二段の力
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週将ブックス
二段の力
[総合評価] C

難易度:★★★☆

見開き1問
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:C
上級〜有段向き

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【編】 週刊将棋
【出版社】 毎日コミュニケーションズ
発行:2007年12月 ISBN:978-4-8399-2694-6
定価:1,449円(5%税込) 224ページ/19cm


【本の内容】
・次の一手問題=106問
第1章 寄せの手筋 54問
第2章 しのぎの手筋 36問
第3章 中盤の手筋 16問

◆内容紹介
本書は週刊将棋の「段・級位認定次の一手問題」
二段クラスの問題を、「寄せ」「しのぎ」「中盤」のテーマに分けて収録したものです。問題図はひと目難局を思わせますが、ヒントを参考に急所を見抜き、妙手を見つけてください。
解説のページでは成功例と失敗例を図面入りで紹介したので、二段以上の実力を目指すのに適した問題集といえるでしょう。


【レビュー】
次の一手問題集。週刊将棋誌に掲載された問題をまとめたもの。

ひらめき次の一手 初段編』(2006.07)以来、しばらく新規出版がなかったMYCOM系問題集だが、今回は版型を変えてきた。他のMYCOM棋書と同様、四六判になり、大きくなった。これに伴い、解説図面が3つになっている(従来は2つ)。

ヒントは下段部に2行。他に週刊将棋掲載時の正解率(%)も表示あり。今回は正解率はランダムに並んでいる。

問題が「寄せ」「しのぎ」「中盤」とジャンル別に分けられており、これは大きなヒントになる。ただし、二段クラスとなると寄せの問題でも「自玉がゼットで敵玉だけ見ればよい」という問題は少なく、自玉の危険度を見て「渡してもよい駒」をちゃんと認識して寄せる問題が大半。ごくまれに、寄せに使った駒が自玉の詰みを解消しているという問題もある。

難易度は、(難)第2章>第1章≧第3章(易)。第3章はかなり簡単に感じられた。もともと正解率が高く簡単なのだが、正解率がほぼ同じ問題でも第3章のほうが易しく感じた。(第3章はどれも3秒以内で解けたが、第2章はかなり読みを入れる必要があった。)

版型が大きくなって図面が1つ増えたとはいえ、解説レベルは変わらず、いつもどおりのMYCOM系問題集。しかし、特に付加価値が付いたとは思えないが、値段は一気に4割増になってしまった。なんだかなぁ…(2008Apr08)

※第2章「しのぎの手筋」第77問と第89問は、全然しのぎの問題ではない。(自陣は安全、攻めるだけ)



【関連書籍】

[ジャンル] 
次の一手問題集(実力養成系)
[シリーズ] 週将ブックス
[著者] 
週刊将棋
[発行年] 
2007年

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