2.6KB

<< 直前のページへ戻る
 

■棋神─中野英伴写真集

< | No.0694 | >

トップページ > 棋書ミシュラン! > 棋神─中野英伴写真集
棋神─中野英伴写真集
zoom
棋神─中野英伴写真集 [総合評価] -

難易度:−

写真:見開き1〜2枚
大崎の寄稿:6稿
棋士ファン向き

【写真】 中野英伴 【文】 大崎善生
【推薦・協力】 日本将棋連盟
【出版社】 東京新聞出版局
発行:2007年10月 ISBN:978-4-8083-0880-3
定価:2,800円(5%税込) 127ページ/31*31cm


【本の内容】
【写真】 ※( )内はカット数。(1)の場合は省略。巻末の「KISHIN・LIST」(p126〜p127)に従う ※写真は全てモノクロ
羽生善治(14)/佐藤康光(3)/森内俊之(4)/郷田真隆(3)/森下卓/屋敷伸之・森下卓/屋敷伸之/島朗/丸山忠久/三浦弘行/鈴木大介/藤井猛/米長邦雄(3)/中原誠・米長邦雄・升田幸三/米長邦雄/中原誠・米長邦雄/米長邦雄(2)/中原誠(4)/加藤一二三(4)/谷川浩司(4)/森けい二/大内延介(2)/内藤國雄/桐山清澄/有吉道夫/二上達也/西村一義/勝浦修/高橋道雄/田中寅彦/南芳一/青野照市/中村修/塚田泰明/石田和雄/淡路仁茂/深浦康市/福崎文吾/村山聖(2)/脇謙二/森下卓・小林宏/日浦市郎/佐藤紳哉/久保利明/木村一基/中川大輔/富岡英作/豊川孝弘/先崎学/行方尚史/山ア隆之/阿久津主税/中村亮介/渡辺明(2)/対局室/大山康晴(4)/羽生善治

【文章】
まえがき(米長邦雄)
「思考を写す人」影/耳/光/彷/白/聖(以上、大崎善生)
あとがき(中野英伴)

◆内容紹介(表紙より)
30年にわたり、将棋界を撮り続けてきた中野英伴カメラマン。その集大成とも言える写真集が完成しました。
羽生善治、森内俊之、佐藤康光の最強世代に始まり、中原誠・米長邦雄・加藤一二三。そして谷川浩司、さらには故村山聖、トリを飾るのは大山康晴。総勢51名の棋士の対局姿が、そこにあります。


【レビュー】
棋士の対局姿を集めた写真集。写真はすべて中野英伴(なかの・えいはん)撮影。

中野英伴に撮られるような棋士になれ」これは勝浦修九段が弟子を励ますときに言った言葉である。─(中略)─“中野英伴に撮られる”ということは即ち、タイトル戦出場を意味している。」(p42)

中野氏に撮影してもらえたら、やっと棋士として本当に認められたということだ。いくら一流棋士と対局できたとしても、中野氏に認められていなければレンズは自分の方に向かないのである。本書に載っているのは、中野氏に認められた棋士たちの写真である。

中野氏は1975年の第34期名人戦(中原vs大内)から、各タイトル戦・優勝棋戦を撮り続けてきた。『中原・森の第36期名人戦写真集』(1978)も出版しており、将棋写真集としては2冊目となる。基本的に本書にはタイトル戦・優勝棋戦を戦った棋士が載っているので、活躍度が高いほど枚数も多くなる。ただし、1975年からの撮影なので大山・升田くらいの年代は少ない。また、「将棋世界」の巻頭グラビア「勝負の刻(とき)」からの収録が一部あるので、タイトル戦未登場の棋士の写真もある。(※「勝負の刻」は毎月一局を選び、中盤から終盤の入口のところで撮影されたもの。)

ほとんど全てが対局中の写真なので、笑顔は一つもなく、どれもが真剣に沈思黙考している者の顔だ。中野氏は、対局中の棋士に自分の存在を全く意識させずに撮るため、棋士の表情がすごく生々しい。意識的にはずしたのか、煙草を吸っている写真はない。(p92で石田が煙草を持ったまま盤を見下ろしている写真があるが、火が点いてないようだ)

以下は写真をじっくり観ての個人的な感想。

羽生の写真はどれもすごくかっこいいなあ…。でもp12は怖い、怖すぎるよ!
・15年前の郷田、すごく美形…
・p59の眼鏡をはずした中原の横顔は珍しいかも。
・個人的に佐藤紳哉のカットが最高(面白いという意味で)。この表情はどういう局面なんだろうか。ポカをしたように見えるが…(対局結果は佐藤負け)。
・その直後の久保のカットはいまいちだと思う。本書で唯一、気が抜けているように見える。
中川(四段時代)、今と全然違うよ違いすぎるよ…
ハッシー、載せてもらえませんでしたね…まだ中野氏には認められていないということか…。(中村亮介、佐藤紳哉は大勝負に出ていないが載っている)


棋士のファンであるならば、永久保存版として持っておいたほうがよい。ただ、このサイズ(31cm*31cm)は置き場所に困るよなぁ…。(2008Mar25)

※表表紙も裏表紙も羽生のカットだが、「羽生写真集」というわけではない。
※残念ながら、升田のカットは中原・米長とのスリーショットのみ。中野氏が撮影を開始した頃(1975年)には、すでに全盛期を過ぎていたからだろう。(升田は1978年引退)
※村山の写真の1枚目は、『村山聖名局譜』の表紙に使われたものと同じ、2枚目は『聖の青春』の表紙に使われたものと同じ(『聖の青春』ではカラー)。



【関連書籍】

[ジャンル] 
その他
[シリーズ] 
[著者] 中野英伴 
大崎善生
[発行年] 
2007年

< | >

トップページ > 棋書ミシュラン! > 棋神─中野英伴写真集


Copyright(C) 1999-2017 【将棋 棋書ミシュラン!】 All Right Reserved