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■第十九期竜王決定七番勝負 激闘譜

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第十九期竜王決定七番勝負
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第十九期竜王決定七番勝負
激闘譜
渡辺明 VS 佐藤康光
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き1枚
内容:(質)B(量)C
レイアウト:A
解説:B
読みやすさ:A
中級以上向き

【編 者】 読売新聞社
【出版社】 読売新聞社
発行:2007年4月 ISBN:978-4-643-07003-3
定価:1,785円(5%税込) 262ページ/19cm


【本の内容】
【竜王】渡辺明 (防衛) 【挑戦者】佐藤康光棋聖
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 ○佐藤−渡辺● 角換わり相腰掛銀 西篠耕一 28p
第2局 ●渡辺−佐藤○ △ゴキゲン中飛車 ▲新丸山ワクチン 青島たつひこ 26p
第3局 ●佐藤−渡辺○ 相矢倉 山田史生 26p
第4局 ○渡辺−佐藤● △ゴキゲン中飛車 9筋連続突き 26p
第5局 ●佐藤−渡辺○ 角換わり相腰掛銀▲4五銀早出 小暮克洋 26p
第6局 ●渡辺−佐藤○ (2手目△3二金)▲5筋位取り中飛車 小田尚英 22p
第7局 ○渡辺−佐藤● (2手目△3二金)相矢倉▲加藤流 柳瀬尚紀 26p
挑決1 ○佐藤−丸山● △一手損角換わり ▲早繰り銀 甲斐栄次 24p
挑決2 ●丸山−佐藤○ △ゴキゲン中飛車 ▲新丸山ワクチン 野秀行 20p

・「最高の対局者との戦い」(竜王・渡辺明)=3p
・第19期竜王戦解説 全7局のエピソード=13p
・両者対戦成績/渡辺明略歴/第19期竜王戦七番勝負 立会・記録係/佐藤康光略歴/丸山忠久略歴/竜王戦歴代七番勝負=各1p
・竜王戦ランキング戦・決勝トーナメントの戦績=8p

◆内容紹介
「あの角がなければ防衛はなかった」―開幕戦から2連敗した時はさすがに焦った渡辺竜王も、第3局の最終盤で7九角の絶妙の一手を放って逆転し、流れを変えた。そこから3連勝してペースをつかむと、挑戦者・佐藤棋聖の力強い攻めに苦しみながらも、攻守にバランスの取れた指し回しで見事にフルセットの激闘を制した。


【レビュー】
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。

今期挑戦者は、最終的に「タイトル戦6連続登場(挑戦5回)」という、驚異的な勝ちっぷりで登場した佐藤康光。あまりの絶好調ぶりに、「佐藤乗り」の声が多い中、渡辺は「私は下馬評を裏切るだろう」と自信ありだった。

今期のキーワードは「読みが合わない」だ。特に第1局と第5局では顕著。普通、トップ棋士同士なら第一感はほとんど同じとされているが、この二人は大局観もそうとうズレている。だからこそ、今期の七番勝負はとても面白かった。

もう一つ感じたのは、「人間同士の戦いである」ということ。ピーク時の羽生vs谷川などを見ていると、「トップ棋士の戦いはもはや神の領域か?」と思うことがある。しかし今回の七番勝負では、終盤で難度も逆転していたり(第2局・第3局)、もがく相手を正確な読みで押さえ込んだり(第4局・第6局・第7局)と、非常に「人間らしさ」を感じる。これも大局観の合わなさが原因なのだろうか?

個人的には、第7局(柳瀬尚紀氏)の観戦記はかなり不満だった。今期2度目の「2手目△3二金」や中盤の千日手含みの微妙な手順はさらっと流し、「七」の読み方がどうだとか…。言葉の達人なのは分かるが、言葉遊びに興じすぎて、肝心の勝負の凄みが全然伝わってこない。また、なにか不自然な単語が出てくるなと思っていたら、「文頭を1文字ずつ拾ってゆくと最終センテンスのむすびと同じになる」(p189)…すごいけど、どうでもいい!(2007Aug28)



【関連書籍】

[ジャンル] 
実戦集(竜王戦)
[シリーズ] 竜王決定七番勝負
[著者] 
読売新聞社
[発行年] 
2007年

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