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■将棋記者 血涙二十番勝負

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将棋記者 血涙二十番勝負 [総合評価] E

難易度:★★★

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)C(量)B
レイアウト:B
解説:B
中級〜有段向き

【著 者】 福井逸治
【出版社】 三一書房
発行:1997年8月 ISBN:4-380-97274-7
定価:2,300円 287ページ/19cm


【本の内容】
第1章 相矢倉編 5局 70p
第2章 その他の居飛車編 4局 44p
第3章 4間飛車編 7局 86p
第4章 その他の振り飛車編 4局 52p
第5章 将棋道場巡り 4局 18p


【レビュー】
毎日新聞の観戦記者・福井逸治の自戦記集。96年4月から97年3月まで毎日新聞夕刊に週一で連載された「福井逸治の『将棋教えて』」を撰集したもの。西川慶二六段の解説を織り交ぜながら、福井氏の自戦記が綴られている。『将棋教えて』は、免状三段の福井氏が初段〜四段くらいのアマチュアファンと一局指すという企画である。手合いは全て平手。持ち時間各1時間(切れたら一手30秒)は、アマとしてはかなり長めである。

アマの自戦記集は、意外と少なくない。しかしそのほとんどは、全国クラスで特殊戦法を操るアマ高段者のものか、文人が駒落ちでプロ高段者に挑戦するというものだ。アマ三段クラスの自戦記は非常に珍しいと思う。それは逆にいえば、三段クラスの将棋では金は取れないということだ。残念ながら本書の棋譜も質が非常に低く、変わった戦法を指しているわけでもないので、お金を出してまで(しかも2,300円!)見るものではないと思う。

また、「雁木は…攻撃力はあまり強くない」(121p)〔実際は破壊力抜群〕とか「(四間飛車の)7八銀型には△6四銀」(141p)〔あまり上手くいかないのが定説〕など、本文中の内容が怪しいものがあるので、有段者や上級者が読むとかえって弱くなりそうな気がする。

読み物としてはまずまず面白かった。C以上だと思う。新聞の夕刊に連載されたり、ウェブでの個人自戦記としてなら十分楽しめると思うので、読むときは割り切って読むべし。(2003Apr25)



【関連書籍】

[ジャンル] 
自戦記
[シリーズ] 
[著者] 
福井逸治
[発行年] 
1997年

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