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■羽生善治のはじめて詰め将棋/羽生善治の1手・3手詰め将棋

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(オリジナル版)
羽生善治のはじめて詰め将棋
zoom
動かす駒がすぐわかる!
羽生善治のはじめて詰め将棋
[総合評価] B

難易度:★☆〜★★

見開き2問
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解答の裏透け:B
解説:A
読みやすさ:A
初級向き

【監 修】 羽生善治 【執筆・編集協力】 角建逸
【出版社】 主婦の友社/発売, 主婦の友インフォス情報社/発行
発行:2012年7月 ISBN:978-4-07-283908-9
定価:1,050円(5%税込) 176ページ/18cm
(増補改訂版)
羽生善治の1手・3手詰め将棋
zoom
こなしていくだけでどんどん強くなる!
羽生善治の1手・3手詰め将棋
詰める駒別の154問を解けば解くほど実力が上がる!
 

【監 修】 羽生善治
【出版社】 主婦の友社
発行:2017年1月 ISBN:978-4-07-420742-8
定価:1,296円(8%税込) 192ページ/18cm


【本の内容】
第1章 詰め将棋のルール (1)基本的に将棋と同じ (2)王手の連続で詰ます
(3)玉方は抵抗する (4)攻め方は正しく詰ます
(5)玉方は残り駒全部を持っている (6)無駄な合い駒は無効
16p
第2章 基本の1手詰め (1)金の詰み (2)銀の詰み (3)飛車の詰み
(4)角の詰み (5)桂の詰み (6)香・歩の詰み
・問題&解答1〜12
26p
第3章 応用の1手詰め (1)すかし詰め (2)竜の威力でつます (3)飛び駒の威力
(4)ハッとする開き王手 (5)鬼よりコワい両王手
・問題&解答13〜22
22p
第4章 基本の3手詰め (1)トドメは金 (2)銀はナナメに (3)飛車の力
(4)足の長い角 (5)忍者の桂、職人の香 (6)一歩千金
・問題&解答23〜34
28p
第5章 応用の3手詰め (1)玉は下段に落とせ (2)玉の守りをそらす
(3)玉を危険地帯に呼ぶ (4)玉の逃げ道をふさぐ
(5)スペースをつくる (6)守り駒を攻める
・問題&解答35〜46
26p
第6章 実戦の3手詰め (1)金と銀 その1 (2)金と銀 その2 (3)銀のナラズ
(4)桂・香のナラズ (5)大駒の連係プレー
・問題&解答47〜56
22p
第7章 究極の3手詰め (1)退路に捨てる (2)ジャマな駒を消す (3)焦点に捨てる
(4)両王手を狙う (5)ソッポに行く開き王手 (6)大駒の限定移動
(7)大駒の限定打
・問題&解答57〜70
30p
第8章 卒業問題 (増補改訂版のみ)  

・【詰め将棋ミニ知識】(1)詰め将棋の誕生 (2)『無双』と『図巧』 (3)詰め将棋の復活 (4)煙詰め (5)曲詰め (6)完全実戦初形 (7)詰め将棋の最長手数 (8)ばか詰め
・羽生善治への7つの質問(1)〜(7)

◆内容紹介
羽生善治監修の詰め将棋入門書。
3手詰めまでの初歩的な例題及び問題を140問こなすことで、着実に強くなれる。駒別の問題を入れているので、駒の特性が理解できるはず!

通算タイトル獲得数歴代1位を誇る羽生善治九段が監修する、初心者向けの詰め将棋本。1手詰め、3手詰めの例題と問題を合わせて140問掲載。これを解き進むだけでどの駒を使ったらいいかがわかり、実戦の感覚が養えること間違いなし。手筋をたくさん知れば、応用してさまざまなコンビネーションを生み出すこともできるはず。金、銀、飛車、角行、桂馬、香車、歩兵、それぞれを使った問題を入れることで、駒の特性がしっかりマスターできるから、棋力もグーンとアップする。


【レビュー】
詰将棋の入門書。1手詰と3手詰を出題。

将棋のルールを覚えたら、次に詰将棋に取り込むのは有効な上達法である。将棋は相手の玉を詰ませたら勝ちなので、「勝利の最終形」をイメージできるようになると勝ちやすくなる。また、相手の応手を想定することで勝手読みがなくなるため、将棋の基本的な読みの応酬がしやすくなる。おそらく、定跡を先に覚えるよりも効率は良いと思う。

本書は、「詰み形の基本」である1手詰めと、「3手の読み」の基礎となる3手詰めを丁寧に解説した本である。

第1章のルール説明が非常に詳しい。豊富な例を用いて、誤解しやすい部分を細かく解説している。特に、通常のルール説明で違和感がある部分もフォローしてあるのがいい。たとえば、p12で「玉方は駒が余らないように逃げる(玉方が攻め方に協力しているイメージ)」について、「なるべく攻め方に駒を使わせるように逃げる(のが最善)」と言い換えている。

第2章と第3章は1手詰め。駒の動き方を再確認しながら、各駒の特長を生かした詰め上がりを紹介していく。「基本」と「応用」では大差はないが、「応用」の方がやや詰め上がりが見えにくい詰み形をしている。

第4章〜第7章は3手詰め。第4章の「基本」は駒の特徴を生かした詰み。第5章の「応用」は3手詰めの基本テクニックの解説で、むしろここが一番の「基本」である。第6章の「実戦」は、金銀の打つ順をちゃんと考えることと、銀・桂・香の不成を考えることの解説。第7章の「究極」は、別に超難問の出題というわけではなく、むしろ3手詰めでは頻出の手筋の解説である。


本書のレイアウトは、例題部は〔左上図〕、練習問題部は〔右下図〕のようになっている。フルカラーで、盤面図の駒は駒形を使用し、成駒は赤(朱)で表示してある。すべての漢字は(漢数字も)ルビ付きになっており、小学低学年でも読める。解説は70字程度で、失敗図の解説も書かれている(ときどき「途中図」や「変化図」になっていることもある)。
〔例題部レイアウト〕 〔練習問題部レイアウト〕



難易度としては、第7章の「究極」でも10段階中のLv.4といったところで、全般的に易しい問題を丁寧に解説してあり、詰将棋の入門書としては良書といえるだろう。

ただし、個人的には印刷に不満があった。本書は、文字(黒)やベタ部のグロス(光沢)が高く、照明の当たり方によっては光が反射した部分が消えたように見えて、読みづらく感じることがある。わたしの場合、本を手で持って読んだ場合は気にならなかったが、机の上に置いて読んだときにはかなり読みづらかった。ここさえ気にならなければ、もう少し評価を上げても良いところ。電車の中で読む人や、普段手で持って読む人は大丈夫だと思う。(2012Oct01)

※誤字・誤植等(第1刷で確認):
特に見つかりませんでした。



【関連書籍】

[ジャンル] 
詰将棋
[シリーズ] 
[著者] 
羽生善治 角建逸
[発行年] 
2012年 2017年

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