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ヘボ将棋の必勝法

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実日新書D-29
ヘボ将棋の必勝法
一級以下の痛快6戦法
[総合評価] C

難易度:★★

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:B
解説:B
読みやすさ:A
初級〜中級向き

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【著 者】 西村一義
【出版社】 実業之日本社
発行:1982年6月 0276-605110-3214
定価:680円 222ページ/18cm


【本の内容】
第1章 基本テクニック   68p
第2章 痛快6戦法 ・序盤戦の常識(先手不利の定跡)
〔相掛かり5手爆弾〕
・原始棒銀
・原始中飛車
・急戦早石田
・鬼殺し戦法
・穴熊戦法
68p
第3章 格言と手筋 ・格言と手筋
・将棋用語の解説
80p

【将棋の話】玉と歩/取った駒を使う日本将棋/打歩詰はなぜいけない/持将棋の規定/千日手
【上達への心得】定跡とは…/駒を握り締めないこと/盤上の駒を活用せよ/自信を持て/端歩は終盤戦への貯金/玉は包むように寄せよ/得意な戦法を一つ…/うますぎるときは注意せよ/形勢判断4つのポイント/不利なときには戦線を拡大せよ


【レビュー】
奇襲戦法と手筋を解説した本。

一応、第2章の「痛快6戦法」がメイン(その割には全体の30%くらいのページ数しかないが…)。縁台将棋での花形戦法6つを解説。サブタイトルに「一級以下の…」とあるが、これらの戦法がよく使われるのは十級以下だと思う。相手方に悪手を指させまくっているので、攻めが気持ちよく決まっているが、残念ながら実戦ではこれほど上手くいかないだろう。唯一、“相掛かり5手爆弾”の項は丁寧な解説がされているので参考になる。

それよりも、サブである第1章と第3章の方が役に立つ。しっかり読んでマスターすれば、手筋・格言・大局観など将棋の基礎力がアップするのは間違いない。それだけで縁台将棋クラスは脱出と言えるだろう。

奇襲の解説本としてはいまいちだが、全体として読んで損はしない。(2004Mar27)



【関連書籍】

[ジャンル] 
奇襲戦法
[シリーズ] 
[著者] 
西村一義
[発行年] 
1982年

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