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石垣流二枚落大血戦

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石垣流二枚落大血戦 [総合評価] B

難易度:★★★☆

図面:見開き2枚(解説部)
内容:(質)B(量)C
レイアウト:B
解説:A
中級〜有段向き

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【著 者】 石垣純二 原田泰夫
【出版社】 講談社
発行:1975年2月 0095-302647-2253 (0)
定価:780円 195ページ/20cm
ハードカバー


【本の内容】
第1局 ○vs大山康晴九段 14p
第2局 ●vs加藤一二三九段 13p
第3局 ○vs二上達也九段 14p
第4局 ○vs塚田正夫九段 14p
第5局 ●vs米長邦雄八段 16p
第6局 ○vs中原誠名人 16p
第7局 ○vs佐藤大五郎八段 14p
第8局 ○vs有吉道夫八段 14p
第9局 ●vs丸田祐三九段 14p
第10局 ●vs灘蓮照八段 13p
第11局 ○vs関根茂八段 15p
第12局 ○vs内藤國雄九段 16p
番外 ○vs西村一義七段

9p


【レビュー】
盤面:3.6KB二枚落ちの個人実戦集。「月刊現代」に掲載された「素玄二枚落大勝負」をまとめたもの。本文と対局は石垣ドクター、解説は原田九段が担当している。丁寧な解説で、非常に読みやすい。

石垣氏の本業は医師だが、将棋界とも交流が深い。わたしは詳しく知らないが、さまざまな世界で有名人だったそうだ。(検索でもしてみてください)

本書での石垣氏の戦法は、乱戦になった2局を除けばかたくなに銀多伝。しかも端歩は必ず受け、△2四歩には▲2六歩と突き返す、正調銀多伝である。銀多伝は優秀な二枚落ち定跡で、マギレが少なめで下手が勝ちやすい。二枚落ち指導で銀多伝を採用している方には、かなり参考になるだろう。

中でも「石垣流」と呼ばれる攻め手筋は必見。右図から、「▲5五歩△同歩▲同飛△5四歩▲5六飛△7五金▲7七桂△6五桂▲6六歩△7七桂成▲同金△6五歩▲6七桂△6六金▲同金△同歩▲同飛」と、金をいじめて捌くのが妙手順で、現在では定跡になっている。ただしこの仕掛けが成立するのは「△7六金△8五歩型」に限定されるので注意が必要。第3局ではこの手順で快勝し、第5局では必勝局面に持ち込んでいる(結果は最終盤の見損じで負け)。

文章は山口瞳の方が面白いが、わたしは本書の方が好きである。(2003Mar15)



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒落ち実戦集
[シリーズ] 
[著者] 
石垣純二 原田泰夫
[発行年] 
1975年

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