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■第三十四期 将棋名人戦 全記録

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第三十四期将棋名人戦
全記録
──激闘九番、中原名人四連覇──
[総合評価] B

難易度:★★★

図面:見開き1〜2枚
(写真挿入あり)
内容:(質)A(量)C
レイアウト:C
解説:A
中級以上向き

【編 者】 朝日新聞東京本社学芸部
【出版社】 朝日ソノラマ
発行:1975年10月 0076-003044-0049
定価:1,200円 206ページ/22cm/H.C.


【本の内容】
【名人】中原誠 (防衛) 【挑戦者】大内延介
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 ●中原−大内○ ▲棒金△三間飛車3筋位取り 18p
第2局 ●大内−中原○ ▲中飛車穴熊△銀冠 18p
第3局 ○中原−大内● ▲棒金△三間飛車3筋位取り 20p
第4局 △大内−中原△ ▲中飛車穴熊△左美濃(千日手) 10p
第4局
指し直し
●中原−大内○ △中飛車穴熊 20p
第5局 ○大内−中原● ▲矢倉中飛車△雁木 16p
第6局 ○中原−大内● △中飛車穴熊 20p
第7局 △大内−中原△ ▲ツノ銀中飛車(持将棋) 20p
第8局 ○中原−大内● ▲5筋位取り△四間飛車穴熊 18p

・【全局解説】混戦は棋風の違いから(升田幸三)=29p
・【座談会】名人戦を振り返って(中原、二上、加藤一、田村孝雄、構成:東公平)=12p
・【資料】歴代の名人|名人戦の記録


【レビュー】
名人戦の観戦記。

連続3期防衛で長期政権を予感させた中原。その中原に挑むは、B1から昇級したばかりの大内。大内は当初は降級候補と目されていたが、意外や意外、破竹の快進撃で上がってきた。その原動力は得意の振飛車穴熊である。

棋風が噛み合わず、七番勝負は中原の大苦戦。大内得意の振り穴は3−1(1千日手)と破ったものの、一時は2−3に追い込まれていた。しかも第7局では大内は圧倒的優勢から勝勢に持ち込んだものの、寄せで手順前後してしまった。大内の掌から名人がこぼれ落ちた瞬間だった。中原は最終第8局で初めて“自然流”らしさを見せ、ギリギリの防衛。すんでのところで大魚を逃した大内は、二度と名人戦の舞台に上ることはなかった……

升田の解説にもあるが、棋風の違いからどっちが勝っても一方的な内容となったので、いわゆる“名局”はなかった。しかし全9局は名人戦史上まれにみる熱戦で、すばらしいドラマだったと思う。

分かりやすい投了図が多かったためか、「投了のあと」はなくなった(投了図の解説もいくつかなかった)。(2003Jun11)



【関連書籍】

[ジャンル] 
名人戦観戦記
[シリーズ] 
[著者] 
朝日新聞学芸部
[発行年] 
1975年

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