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■第六期 竜王決定七番勝負 激闘譜

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第六期竜王決定七番勝負
激闘譜
羽生善治──佐藤康光
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き2〜3枚
内容:(質)B(量)B
レイアウト:A
解説:B
中級以上向き

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【編 者】 読売新聞社
【出版社】 読売新聞社
発行:1994年3月 ISBN:4-643-94013-1
定価:1,456円 206ページ/19cm


【本の内容】
【竜王】羽生善治  【挑戦者】佐藤康光七段 (奪取)
 

先−後

戦型 観戦記  
第1局 ○羽生−佐藤● 相掛かり▲タテ歩取り 山田史生 21p
第2局 ○佐藤−羽生● 相矢倉▲3八飛 青島たつひこ 21p
第3局 ○羽生−佐藤● 相居飛車相腰掛銀 小田尚英 21p
第4局 ○佐藤−羽生● 相矢倉▲棒銀△スズメ刺し 木屋太二 21p
第5局 ●羽生−佐藤○ 相矢倉▲森下システム 21p
第6局 ○佐藤−羽生● 相掛かり相腰掛銀 武者野勝巳 21p
挑決1 ●森内−佐藤○ 相矢倉▲森下システム 青島たつひこ 15p
挑決2 ○佐藤−森内● 相矢倉▲森下システム 甲斐栄次 15p

・「竜王位を獲得して」(竜王 佐藤康光)=4p
・竜王戦ランキング戦ハイライト=19p(9局)
(佐藤-島(1組決勝)|塚田-勝浦(2組決勝)|内藤-大内(3組決勝)|畠山鎮-森内(4組決勝)|石川-井上(5組決勝)|真田-小倉(6組決勝)|佐藤-塚田(準決勝A)|森内-南(準決勝B)|佐藤-真田(一回戦))
・コラム(プロローグ|観戦ツアー|ワールドカップの夜|ファックス新聞|最年少コンビ|ゲーム|エピローグ)
・決勝トーナメント表
・第5期竜王戦 各組インフォメーション


【レビュー】
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。

竜王・羽生、挑戦者・佐藤康光、挑決に森内。さらに立会人に島(笑)今期の竜王戦は、まさに“島研”に席巻された。島研では一歩先んじていた羽生に、佐藤が追いついてきた格好だ。この年は両者とも勝率8割超という快進撃振りで、しかも先手番での勝率はさらに高かったため、「どこかで後手番を制した方が主導権を握る」と言われた。事実、第5局で後手番で勝った佐藤が、大方の予想を覆して竜王を奪取。長く続くと見られた羽生時代に割り込む形となり、強い若手の戦いがいよいよ面白くなってきた。

当時の流行もあり、今期も相矢倉中心のシリーズとなった。わたしは個人的に羽生vs佐藤の将棋はすごく好みである。いろんなところで戦いが起こるので(もちろん地味な戦いになることもあるが)、次の展開が非常に楽しみなのだ。この七番勝負では期待通りの面白い戦いを見せてくれたと思う。

第7期は羽生のリベンジなので、今から並べるのが楽しみである。

なお、今期から対局日と対局場がはっきり書かれるようになった(今までは本文中に記述があったりなかったりだった)。(2003Jun12)



【関連書籍】

[ジャンル] 
実戦集(竜王戦)
[シリーズ] 竜王決定七番勝負
[著者] 
読売新聞社
[発行年] 
1994年

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