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■囲の王(コンパス版)

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囲の王(1)(コンパス版)
zoom
コンパスコミックス
かこい
囲の王(コンパス版)
全3巻
(電子書籍)
[総合評価]
(1巻時点)
B

絵:A
ストーリー:B
構成:B
キャラ:B+

この本をAmazonで見る

【著 者】 おちR
【出版社】 コンパス
発行:2020年9月〜2021年2月 ISBN:(電子書籍)
定価:594円(10%税込) 174ページ/約187MB
囲の王(1)
≪1巻≫
2020年9月
囲の王(2)
≪2巻≫
2020年12月
囲の王(3)
≪3巻≫
2021年2月


【本の内容】
・【将棋監修】松山将棋センター(第4局より)

◆内容紹介
〔1巻〕
【単行本限定描き下ろし付き】
「オレと将棋の頂点をぶん捕ろうぜ!」 あゆむの憧れ環からの一言で、棋道部での活動が始まる!

幼い頃より棋界でスポットライトを浴び天才少女棋士と呼ばれる環は、あゆむの憧れの存在。その彼女が自分のいる愛媛・松山の高校に転校してきた。環の目的は「この県立松山高校の棋道部で全国制覇すること」。プロの登竜門といわれる学生将棋全国大会「大橋浪女杯(おおはしなみはい)」団体優勝を目指して、早速、環と互角の実力を持つという香里に声を掛けに行くが…。

〔2巻〕
【単行本限定描き下ろし付き】
棋道部に入部した環たち、大橋浪女杯の団体戦出場にはもう一人部員を探さなければならない。
だがその前に棋道部自体が存続の危機に──?
急造メンバーで強豪校を倒さなければ廃部!?
大会参加ですら困難続きの環たち、全国制覇は夢のまた夢なのか…?
美少女たちの熱い将棋バトルが加速する第二巻!「囲の王/分冊版7〜12」を収録。

〔3巻〕
【単行本限定描き下ろし付き】
「全国はオレ達が行く…!」試合の中で進化していく環(たまき)率いる松山高校。仲間の想いを背負い、白熱する強豪校との闘い!全国への切符は果たしてどの高校の手に──?
将棋に夢をかける美少女たちの将棋漫画、感動の最終巻!


【レビュー】
女子の高校将棋を舞台とした将棋マンガ。電子書籍。

〔あらすじ〕
将棋が世界的な頭脳スポーツになった2030年。天才・王城環は、「先生」との将棋の「約束」を叶えるため、愛媛に戻ってきた。高校の団体戦での全国制覇を目指す。


〔主な学校〕
[県立松山高校(まつやまこうこう)]
主人公たちの将棋部がある高校。まずは部員集めから。

[私立北星高校(きたほしこうこう)]
お嬢様学校。女子将棋部は愛媛の2大強豪。将棋部はガチ。


〔主な登場人物〕
[王城環(おうしろ・たまき)]
高1、♀。一人称は「オレ」。ツリ目、セミショートヘアで、普段はキャップをかぶっている。帽子を後ろ向きにかぶると本気のサイン。
愛媛出身で、東京の将棋強豪小学校にスカウトされたが、高校で愛媛に戻ってきた。
電子機器は苦手、方向音痴。

[桂香里(かつら・かおり)]
環の幼なじみ、高1。♀。黒髪ロングヘアで長身、スタイル抜群だが、天然気味。受け将棋。環の転入時には将棋を辞めていた。

[藍原あゆむ(あいはら・あゆむ)]
15歳、♀。愛媛在住。オンザ眉毛のショートヘアで目が大きい。環に憧れている。常に「…ッスよ」的な後輩口調。


〔寸評〕
・登場人物はほぼ女子高生オンリー。
・アマチュアでも「棋士」と呼んだり、小学校受験に「将棋推薦」的なものがあったり、女子高の将棋部が一大勢力を持っていたりと、現代基準では用語がおかしいですが、「将棋が世界的な頭脳スポーツになった世界」の話なので、そこは問題なさそうです。(設定を忘れてると違和感があるので、ときどき未来感or仮想感を出したり、2020年以前のことを「昔は将棋ってこうだった」的な感じで出すといいかも)
・新キャラのあゆむがちゃんと機能してて、いいところでまとめ役になっている。
・前作の蛭田をリストラして、リメイクしたと思われるのが打掛。ちょうどいい感じになった。たまに歯がギザギザになるところに少し蛭田の面影が(笑)
・決めゼリフや変な用語をなくしたのは、かえっていい方向。
・1巻ラストに登場する天金紗代子が期待大(笑) この娘が活躍したらAにします(マテ)

・[番外編]が入浴シーンで、ただの男性向けサービスカットなのかと思いきや、それぞれのキャラを生かした掛け合いになっていてGood。個人的には1巻の中で一番おもしろかった。

〔総評〕
前作のナンバーナイン版と同じタイトルで、プロットもだいたい同じですが、いい方向にリメイクした感じです。確実に成長しておられますね。ストーリーに若干の不安定さはありますが、上手くいけば勝手にキャラが動いてくれそうな予感。今後もっと期待できそうです。

囲の王 〜Game by imposter〜』の件は忘れてもよさそうです。


※番外編が面白かったので、各回の最後に各キャラを生かしたオマケマンガがあるとさらに良かったりして?(『鋼の錬金術師』や『進撃の巨人』の単行本巻末のおまけマンガや、『魔入りました! 入間くん』の「スキ魔」などを想定しています)
⇒勝手な私案なので、忘れてくださいm(_ _)m



【関連書籍】

[ジャンル] 将棋コミック
[シリーズ] 
[著者] おちR
[発行年] 2020年

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