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めっちゃ将棋指してた幼馴染が女の子だったみたいな話 (1)〜 |
[総合評価] B+ 絵:B ストーリー:A 構成:A キャラ:A |
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【著 者】 せいほうけい | ||||
【出版社】 (電子書籍) | ||||
発行:2019年4月 | ISBN:- | |||
定価:0円 | 40ページ/約8MB |
【本の内容】 |
第1局 めっちゃ将棋指してた幼馴染が女の子だったみたいな話 第2局 カワイイって言われると照れちゃうみたいな話 第3局 ここでパンツを脱ぐみたいな話 第4局 つきあうって言ったのに振られるみたいな話 第5局 知らないおじさんが手を出してきたみたいな話(前編) ◆内容紹介 将棋と、幼馴染が実は女の子だったみたいなやつが好きなので、なんかそういうマンガ描きました。 ――あの幼馴染は私だよって気付いて欲しい女の子と、将棋しか頭にない鈍感な男の子のラブコメ! 将棋指しゆえ恋愛にはまったく不器用なふたりの、青春! ※奥付より 「Twitterに掲載した一連の将棋恋愛マンガに、加筆修正を行ってKindleインディーズに登録しました。」 |
【レビュー】 |
恋愛コメディー要素のある将棋マンガ。 〔あらすじ〕 幼い頃にいっぱい将棋を指して、引越で別れた二人。実はもう再会してた。 〔主な登場人物〕 [設楽龍也(したら・たつや)] ・♂。奨励会初段 ・いつもパーカー姿だが、たぶんDK。 ・里穂が「あの幼馴染」であることに気付きそうで気付かない。ホントは気づいているのか? [勝鬨里穂(かちどき・りほ)] ・♀。奨励会2級 ・白っぽい長袖のセーラー服なので、たぶんJK。 ・龍也のことがどう見ても好き。 ・でも自分が「あの幼馴染」であることは、自分からは言いませんよ、絶対。 ・一人で照れている。 〔寸評〕 ・背景や服装やモブキャラなどはラフ画になっている箇所がありますが、主要人物の顔はちゃんとしてます。 ・各話の最後に、将棋用語・恋愛用語(?)などの解説があります。勉強になるわーw 奨励会/相手に勘違いさせてしまう言葉/パンツを脱ぐ/ ふんどしの桂/桂跳ねが恥ずかしい?恥ずかしくない?/ 居飛車と振り飛車/将棋盤の血だまり ・各話のタイトルを見て(特に後半)、ニヤニヤしちゃいます。 「パンツを脱ぐ」と聞いて想像するのは、プチエロの展開でしょうか、▲2九桂が跳ねちゃうことでしょうか。 ・作者さん、よく将棋のこと知ってますよね。 「居飛車と振り飛車のどちらを好むかは、きのこたけのこ戦争のような話題です」がツボに入りましたw 〔総評〕 将棋と恋愛ショートコメディーの見事なマリアージュ。非・将棋ファンにはイマイチ分かりづらい将棋用語を上手く使って、ニヤニヤしちゃう展開を期待して、どんどんページをめくっちゃいます。3回読みましたが、一度も中断せずに読んでしまいましたね。 著者曰く、「恋愛も将棋も級位者ですが、趣味で将棋恋愛マンガ描いてみました」とのこと。ちょっと『それでも歩は寄せてくる』に作品の雰囲気が似てますね。同じくらい面白いです。将棋がど真ん中にある分、本作の方がもしかしたら好きかも。 なんか0円ではこっちが申し訳ないくらい。(有料版or単行本だったら作画は完成させてほしいですけど) |