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それでも歩は寄せてくる (1)〜(17) |
[総合評価] B+ 絵:B+ ストーリー:B+ 構成:A キャラ:A |
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【著 者】 山本崇一朗 | ||||
【出版社】 講談社 | ||||
発行:2019年7月〜 | ISBN: | |||
定価:670円(8%税込) | 144ページ/cm |
≪1巻≫ 2019年7月 |
≪2巻≫ 2019年10月 |
≪3巻≫ 2020年2月 |
≪4巻≫ 2020年6月 |
≪5巻≫ 2020年10月 |
≪6巻≫ 2021年1月 |
≪7巻≫ 2021年4月 |
≪8巻≫ 2021年7月 |
≪9巻≫ 2021年10月 |
≪10巻≫ 2022年1月 |
≪11巻≫ 2022年4月 |
≪12巻≫ 2022年7月 |
≪13巻≫ 2022年11月 |
≪14巻≫ 2023年3月 |
≪15巻≫ 2023年7月 |
≪16巻≫ 2023年10月 |
≪17巻≫ 2023年12月 |
【本の内容】 |
◆内容紹介 〔1巻〕 「からかい上手の高木さん」山本崇一朗が描く超尊い将棋ラブコメ!この恋、詰むや詰まざるや…? 将棋の初心者・田中歩は部長の八乙女うるしに勝って告白したい。棋力は程遠いけれども、ぐいぐい攻めてくる歩の姿勢に別の意味でセンパイは“詰む”かもしれない…というお話。 〔2巻〕 将棋初心者の田中 歩。恋するセンパイと2人きりで、ずっと将棋を指していたいけれど、センパイは部員を集めて正式な部の活動を夢見ていて…? 2人の関係性にときめく人にも、たまにはからかってみたい人にもオススメの“盤外戦”ラブコメ第2巻!! 〔3巻〕 「この勝負に勝ってオレは告白する!」 「この勝負に負けたら私…告白される!?」 大反響の「運命の対局」ほか、文化祭デート編も収録! 作者はなぜ、『からかい上手の高木さん』を連載しながらもこの作品を描いたのか!? 新たな挑戦となる第3巻です!! 〔4巻〕 日本一バズったバレンタイン漫画の生みの親・山本崇一朗が紡ぐ歩とセンパイのバレンタインは…!? チョコはもらえるのか…!? チョコを渡したい…!! 想いの交錯する放課後、残り時間…あとわずか。 おまけ漫画もさらに充実!アナザーバレンタイン収録の第4巻です! 〔5巻〕 3月…卒業式。 センパイとの高校生活も残り1年。 あと365日で歩はどこまでうるしに寄せられるのか…!? …と言いつつ現実は……毎日いちゃいちゃ(?)密着しちゃってる!? それでいいのか将棋部! 寄せすぎ第5巻!! 〔6巻〕 4月…うるしは3年生に、歩は2年生に。 そして新入生がやって来る…歩がセンパイに“一目惚れ”して入部したように。 現れた剣道少女・凛の目的は…!? 二人きりラブコメの先駆者・山本崇一朗が、まさかの三角関係ラブコメに挑戦!? 〔7巻〕 念願の正式な部になった将棋部だけど、一方で「二人っきり」ではなくなった歩とうるし、そして歩に憧れていた新入部員・凛の関係は…!? 密かに人気の微笑まカップル、タケルと桜子にも、心の変化が表れて──。 〔8巻〕 歩が入部してから、ずっと2人だった将棋部。部員が増え、嬉しさ楽しさ嫉妬など色々な感情が芽生える中、うるしの修学旅行で初めての“逢えない時間”ができて…!? 山本崇一朗が初めて描く恋愛ストーリー、波乱の修学旅行編をまるごと収録!! 〔9巻〕 自分の中の“好き”に気づいたうるし。棋力も距離も近づいてくる歩に対して、もはや陥落寸前か…!? 歩vs.うるし父も収録、恋も将棋も待ったなし!! 〔10巻〕 歩への想いに気づいたうるし。桜子とキスをしたタケル。そしてもう一人、自分の想いを抑えきれない人物が…!? 将棋も恋も待ったなし、猛進の第10巻! 〔11巻〕 初の大会出場に向け合宿に突入! 好きな人がずっと隣にいる環境であっちもこっちも急接近!!? 〔12巻〕 夏合宿も大詰め! 一手のミスも許されない終盤で、想い出作りを狙ううるしの大胆な作戦は…!? 〔13巻〕 「私…田中さんのことが好き」 自分の心に素直にいくと決めた凛。二人っきりとなった部活で恋する乙女が勝負に出る…!? |
【レビュー】 |
高校将棋部の日常を描いた将棋マンガ。 〔あらすじ〕 2人だけの将棋部(仮)。将棋初心者の歩(あゆむ)の「攻め」に、将棋上級者のうるしはいつもタジタジ。 〔主な登場人物〕 [八乙女うるし(やおとめ・うるし)] ・高校2年生、♀。将棋部(仮)部長。将棋大好き。棋力はアマ三段以上はありそう。 ・基本的にいつもニコニコ上機嫌だが、歩の「攻め」にいつも照れまくっている。 ・髪型は三つ編みダブルおさげ。おでこは出ているが、真ん中に長めの前髪あり。 ・口調は「〜だよな」「〜だろ」「〜だな」「〜だぞ」「そっかー」、など、先輩口調。 ・メンバーを4人集めて、将棋部を正式な「部」にしたい。 ・歩の気持ちに気づいており、「お前 私のこと好きだよな」と訊いてみるが、いつもはぐらかされる。 ・成績は「授業を聞いているだけで毎回学年3位くらい」だが、体育は苦手。 [田中歩(たなか・あゆむ)] ・高校1年生、♂。将棋部(仮)部員。棋力は初心者(少しずつ上達しているっぽい)。 ・性格はまじめクール。髪型は短髪ボサボサ。目に星がない。 ・口調は常に敬語で、ポーカーフェイス。 ・うるしのことを「かわいいので」など面と向かって言って、うるしを照れまくらせているが、本人は常に思ったことを正直に言っている(つもり)。 ・うるしのことが好きだが、「告白するのはセンパイに将棋で勝ったとき」と決めている。 (基本的にこれ↑のせいで恋が進展しない(笑)) ・運動神経は良く、「大体最初から何でもできる」くらいだが、学業はそんなでもなさそう。 ・軽いストーカー体質(笑)(うるし公認)。 〔寸評〕 ・基本的に登場人物は2人だけ。(わずかにモブキャラあり) ・将棋をやっている回は、各回の最後に棋譜が掲載されている。たいていうるしが攻めており、歩は中盤以降の定跡や手筋があまりできていないようで、対応を間違えて潰されている。 ・歩は初心者の割には、投了の見切りが結構早め。 ・歩がうるしに告白できるのはいったいいつなのか(笑) ・うるしがどうやって強くなったのか、なぜ将棋が好きなのか、なぜは、1巻時点では謎。 ・『と金の歌』は今のところ実在しないらしい。誰か作曲を(ぇ) ・「いえーい しょーぎー!」のコールとともに右手で「と」を作るのは流行るといいな。 〔総評〕 こんな将棋部あったら入りたいわ! いや、うるしと歩が(傍から見れば)イチャラブしてるの観るのはイヤかも…どうみてもオジャマ虫になるし… 将棋部にこんなセンパイいてほしい!くらいでやめときます(笑) めちゃめちゃホワイトでピュアな将棋マンガです。もう、悪意とか闇とか、強くなるとか、勝つための努力とか負けの悔しさとかの「苦」の要素がゼロ。読んでほわほわとしたハッピーな気分になれますよ。(2019Jul14) |