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■寄せと詰めの秘訣

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寄せと詰めの秘訣
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寄せと詰めの秘訣
詰将棋・次の一手付き
[総合評価] B

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
中級〜有段者向き

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【著 者】 加藤一二三
【出版社】 コルベ出版社
発行:1976年5月 ISBN:
定価:790円 223ページ/19cm


【本の内容】
第1章 実戦譜編 二枚落ち(1)/飛香落ち(1)/角落ち(1)/vs大山王位/vs大山九段
/vs大内延介八段/vs内藤九段/二枚落ち(2)/vs長谷部七段
/相掛かり/vs小堀八段(1)/vs小堀八段(2)/vs北村八段
/vs加藤博二八段/vs二上九段(1)/vs大友八段/飛落ち(1)
/二枚落ち(3)/角落ち(2)/六枚落ち(1)/六枚落ち(2)/四枚落ち(1)
/二枚落ち(4)/二枚落ち(5)/飛香落ち(2)/飛香落ち(3)/角落ち(2)
/vs塚田正夫九段/vs二上九段(2)/vs有吉八段/vs中原名人
144p
第2章 次の一手編 次の一手問題=24問 50p
第3章 詰将棋編 詰将棋=40問(7手詰〜13手詰) 26p

◆内容紹介(はじめのことばより抜粋)
本書では自戦記による「寄せ」と「詰め」の徹底的研究を目指した。研究といっても、楽しく読んでいただきながら、自然に勝率が上がるような力を身に付けられることを期待して書いた。私は自戦記を書くのが好きだが、本書に収めたほとんどの文章は「カトリック・グラフ」に連載したものである。最後の方で、寄せの次の一手問題を出題して変化を詳しく検討、さらに詰将棋問題を付け加えた。


【レビュー】
中終盤限定・自戦記形式の実戦解説集。「カトリック・グラフ」に連載された将棋講座をまとめたもの。加藤九段が敬虔なカトリック信者であることはよく知られているが、キリスト教の月刊誌に将棋コーナーがあったことは驚き。

第1章では、加藤の実戦を題材に中終盤の戦い方を解説。駒落ち指導の実戦が約半分を占めているのが特徴的。1テーマあたり3〜5ページを使ってじっくり解説してあり、内容は充実している。ただ、細かい目次がなく、図面も飛びがちで読みづらいのが玉に瑕。

第2章は次の一手問題で、これも加藤の実戦がメイン。候補手が三択になっている。ほとんどの問題は最終盤なので、1章よりもしっかり読みきる必要あり。

第3章の詰将棋はオマケのようなもの。一気に問題図を並べ、巻末に解答をまとめてある。解答は▲・△の記号がなく、ちょっと読みにくい。

それにしても表紙の題字が加藤の和服とかぶってしまってすごく見づらい。ふち取りくらいすればいいのにね。(2005Aug24)



【関連書籍】

[ジャンル] 
寄せ
[シリーズ] 
[著者] 
加藤一二三
[発行年] 
1976年

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