zoom screenshot 1 (自戦記編) screenshot 2 (棋譜解説編) |
森下の四間飛車破り | [総合評価] S 難易度:★★★★ 図面:見開き5〜6枚 内容:(質)A(量)S 解説:A 読みやすさ:A 上級〜有段向き |
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【著 者】 森下卓 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1996年8月 | ISBN:4-89563-657-7 | |||
定価:1,942円 | 270ページ/21cm/H.C. |
【本の内容】 |
・自戦記編=124p(12局) ・棋譜解説編=137p(68局) ◆内容紹介 「森下システム」は矢倉だけではなかった。穴熊に対する自信の戦法「銀冠森下システム」ほか、四間飛車破りの手厚い勝ち方を伝授。デビュー以来平成7年度まで、対四間飛車全80局を一挙掲載。 |
【レビュー】 |
森下のデビューからH7年末までの、対四間飛車全棋譜の自戦記。 全80局というたっぷりのボリュームと、しっかりした解説がグッド。自戦記編では、1棋譜あたり10ページを使って、対局時の心情やその戦法を選んだ理由などが書かれている。もちろん解説も申し分ない。棋譜解説編は、1棋譜あたり2ページと簡潔にまとめてある以外は、自戦記編と遜色ない。 戦績は森下の69勝11敗とかなりの高勝率。居飛車先手番は63局。舟囲い急戦・5筋位取り・玉頭位取り・左美濃・居飛車穴熊までほとんどの戦型を網羅している。特に注目は対四間穴熊の銀冠森下システムで、13勝1敗と驚異的だ。なお、右四間飛車は好みに合わないのか、全くなし。対藤井システムもない(時代的にも当然)。 筋が良く、手厚い勝ち方を好む人にはオススメ。無理気味の攻めや一手争いを目指す人にはあまり向いてないかも。(2002July24) |