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秘伝 穴熊王 ──堅い・攻めてる・切れない・勝ち! |
[総合評価] B 難易度:★★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)B(量)A レイアウト:A 解説:B 有段向き |
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【編 者】 美馬和夫 【編 者】 週刊将棋 | ||||
【出版社】 毎日コミュニケーションズ | ||||
発行:1995年9月 | ISBN:4-89563-639-9 | |||
定価:1,165円 | 223ページ/19cm |
【本の内容】 |
オリジナル手順/さばくコツ/戦いに備える/二つの玉頭戦/終盤での固め方/穴熊流の攻め/逆転の秘技/粘るテクニック/駒落ちにも穴熊/なりゆき穴熊 ◆内容紹介 希代の穴熊師・美馬和夫が明かす超絶テクニック穴熊逆転必勝パターンの数々…“穴熊の常識”を知らないと大駒1枚損をする。これはもう穴熊党もアンチ穴熊ファンも読むしかない。 |
【レビュー】 |
穴熊の手筋書。いろいろな実戦の局面から、穴熊ならではの戦い方を指南している。振り穴が多いが、居飛穴も扱っている。もっとも、中終盤では振り穴も居飛穴もほとんど同じだろう。 基本的には“四角く囲った”形をメインに扱っている。現在は穴熊戦の研究が進み、四角にこだわらない指し方(たとえば振り穴なら▲4七金型)が多くなってきているが、本書の考え方は穴熊党に取って基本となるところだろう。"穴熊に囲ったはいいが、あまりうまくいかない"という人は、一読してみるといい。ただし、はっきり有段者向けなので、級位者は注意してください。 本書は穴熊党のバイブル。アンチ穴熊党にとっては、焚書したいくらいの悪書だが、穴熊党の気持ちを知るために読むのもいい。(2002Nov24) |