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■詰パラ発!激辛3手詰 |
詰パラ発!激辛3手詰 これが解ければどんな3手詰も解ける! 詰将棋専門誌『詰将棋パラダイス』が送る超難3手詰200題 |
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著者 | 詰将棋パラダイス/編 |
出版社 | マイナビ出版 |
発行年月 | 2024年5月 |
ISBN | 978-4-8399-8597-4 |
定価 | 1,694円 |
ページ数 | 416ページ |
本の高さ | 15cm |
[総合評価] | A |
難易度 | ★★★ 〜★★★★ |
対象棋力 | 中級〜有段向き |
図面 | 見開き1問 |
内容 | (質)A(量)A |
レイアウト | A |
解説 | B |
【本の内容】 |
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【レビュー】 |
3手詰専門の詰将棋問題集。 たかが3手詰…といっても、易しいものからかなり難しいものまである。本書は3手目の難易度高めのものから最高難度レベルのものまでを集めたもの。 難易度は章ごとに4段階で分けられており、最初の旨辛編でLv.4〜6、最後の神辛編でLv.8〜10といったところ。ただし、盤上の配置駒は10枚以内に抑えられているため、トップオブザトップの難易度ではない。 作者は総勢66名のアマ詰将棋作家たちで、3手詰という超短手数ながら作者によって個性が出ているのも楽しみの一つ。 ●作者一覧(問題数が多い順、敬称略) ↓↓↓ |
作者 | 問題数 |
山本孝志 | 26問 |
室門健一 | 18問 |
野村量 | 13問 |
熊谷春海 山本明正 |
各9問 |
佐藤渉 村松秀雄 |
各7問 |
末広平太 タイガー虎夫 |
各6問 |
平松準一 まっしゃん 三善真澄 |
各5問 |
しまぎろう 摂津正忠 吉松智明 |
各4問 |
桐山清次 志賀友哉 須藤大輔 長谷繁蔵 宮本定夫 |
各3問 |
稲葉元孝 沖昌幸 久保田多喜男 小五郎 坂田慎吾 下野漸次 瀬戸正雄 109 石川和彦 |
各2問 |
赤畠卓 井上貴裕 岡田隆司 鴨藤弘 駒谷秀彦 佐藤孝 佐藤司 柴田英男 鈴木雄二 関勝寿 象嵐 谷秀男 詰原松子 中島智志 長田富美男 林達也 宮田卓也 山本強 横山和久 和田登 菅野哲郎 藤井憲郎 太刀岡甫 秋元節三 青木裕一 石井修太朗 重田豊信 佐口盛人 本間農一 内山真 鈴川優希 摩利支天 安原嗣治 伊達悠 面亀健太 YYZ 佐藤透 |
各1問 |
(カウントミスで合計が200になっていません…汗 間違いがわかりましたら修正します) 解説文は6行程度(120字くらい)で、文面が「カレー風味の文言」になっている。ユーモア抜群でスパイスが効いている!ただし、後半に行くにしたがってカレーの話はだんだん少なくなっていき、代わりに問題の難度(辛さ)が上がっていく。 解説ではすべての変化が書かれているわけではない。同手数の変化は正解だが、駒余りは不正解(2手目の応手が誤り)になるが、どちらも自分で検証する必要があるので、不慣れな人は注意が必要だ。 わたしが実際に解いてみた結果がこちら。 高難度の3手詰集の本としては、『3手詰修了検定』(伊藤果,2019)が思い浮かぶ。わたしの印象としては、難易度は同程度くらいだと感じたが、全体としては本書の方がわずかに易しいくらいかもしれない。 〔総評〕 |
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