※青字はオリジナル版にないものです。
第1部 米長の将棋1 居飛車対振飛車上
第1章 |
位の確保 |
(1)駒の勢いをつける (2)チャンスをつかまえた
(3)3五の位だけで勝った (4)手得を生かしきれなかった
(5)反攻作戦の失敗がすべてだった (6)心理的にゆさぶった |
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第2章 |
戦いの発端 |
(7)もはや持久戦にはならない
(8)相手にいい思いをさせない
(9)理想形を許さないための仕掛け (10)奇想天外な勝負手
(11)意表を衝いて互角に持ち込んだ (12)天国から地獄へ突き落とされた
(13)振飛車側から角交換を挑んだ (14)飛車を切っての強襲
(15)歩を持つことの有利さ |
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第3章 |
定跡と実戦 |
(16)6八金型には4五同銀と取るべし
(17)後手有利の定跡を作った
(18)なかなかよくならなかった (19)3五歩を強く迎え撃たれた
(20)一手指させるという手法 (21)自慢の一手は定跡破りの自陣飛車
(22)勢いで無理を通した (23)中央へ銀を繰り出す
(24)戦いが始まるキッカケ (25)アマチュアには指しこなせない
(26)夢想だにしなかった2四歩 (27)圧迫されて惨敗した穴熊
(28)思わぬ好手に大逆転をくう (29)3四銀のさばきがポイント
(30)左美濃の玉頭を攻める |
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・【エッセイ】D・J/ヘチマ/ついたて将棋/長男のこと
・【解説】「米長将棋の魅力」(羽生善治)
第2部 米長の将棋2 居飛車対振飛車下
第1章 |
勝利への展望 |
(1)三十男のシツッコさ
(2)駒をハガすことに徹する
(3)決断の馬切りで意表を衝いた (4)美濃囲いを崩すコツ
(5)終盤独特の駆け引き (6)遠巻きの攻めで勝ち切る
(7)必至を逃した大錯覚 (8)じりじりと挽回する |
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第2章 |
勝ちを決める |
(9)受けの鬼手が決まった
(10)変哲もない寄せが重要
(11)きわどいが一手ちがい (12)入玉阻止のテクニック
(13)必至逃れの必至 (14)手が伸びない二手スキ
(15)王手飛車をかけて負け (16)珍しい大山名人のポカ
(17)駒を渡さない一手スキ (18)やさしい実戦詰将棋
(19)手順の妙で寄せる (20)会心の切れ味で寄せる
(21)筋にハマった寄せの見本 (22)大差の将棋の寄せ方
(23)奇跡的な受けの妙手 (24)巧妙を極めた寄り
(25)安全な勝ち方の見本 |
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第3章 |
穴熊のすべて |
(26)2筋の歩を切ったのが敗着
(27)模範的に負かされた
(28)粘り倒して勝つ (29)攻めを誘って穴熊を攻略
(30)かたきを取られた (31)相穴熊での早仕掛け |
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・【エッセイ】運不運/競馬の楽しみ/シャミセン
・【解説】「米長先生との思い出」(森内俊之)
第3部 特別編
第1章 |
さわやか流自戦記 |
第1局 102分の長考が敗因
第2局 盤の底まで読み切られた一局
第3局 “米長玉”で久々の勝利
第4局 森安だるま流と戦う
第5局 必勝戦法で敗れる
第6局 福崎流穴熊を攻略
第7局 振り穴を攻略して2連勝
第8局 幸運の初防衛 |
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第2章 |
私の修業時代 |
・入門
・師匠との二枚落ち
・対中原6級戦
・有段者との初手合
・入品の一局 |
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第3章 |
さわやか流エッセイ |
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第4章 |
泥沼流次の一手 |
・問題と解答
・参考棋譜 |
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第5章 |
さわやか流詰将棋 |
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◆内容紹介
2012年12月に亡くなった米長邦雄永世棋聖が、全盛期ともいえる30代に著した「米長の将棋」シリーズ。大局観や実戦心理に深く踏み込み、将棋の勝ち方を示した最高峰の戦術書です。
本書はその「米長の将棋」を全3巻の“完全版”として発売する第一弾で、『米長の将棋
1 居飛車対振飛車(上)』と『米長の将棋
2 居飛車対振飛車(下)』を再編集。さらに、米長の将棋観や人生観を示した貴重な自戦記やエッセイなどを「将棋世界」「将棋マガジン」などから収録しています。大きめサイズのA5判に512ページとボリュームも圧巻。米長将棋の真髄をとくとご覧あれ。
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