第1章 |
升田幸三の孤独 |
升田幸三 |
・日本一の奇相
・毒舌と人望
・ゴミとハエ
・悲願の名人位
・全盛期の翳り
・最後の名人戦
・棋譜は残る |
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塚田正夫 |
・自信を持て |
第2章 |
花村元司の侠気 |
花村元司 |
・真剣師の誉れ
・妖刀の切れ味
・プロと素人
・最後のひと花 |
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灘蓮照 |
・早見え荒法師
・関西酒豪列伝
・下手殺しの芸 |
松田茂役 |
・八段殺しの男
・女難の相あり |
第3章 |
芹澤博文の直情 |
芹澤博文 |
・東の名人候補
・運命の大ポカ
・悲運の傑作
・名人を諦めて
・畢生の一局
・荒ぶる日々
・最後の名局 |
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板谷進 |
・将棋は体力
・順風と逆風 |
第4章 |
郷田真隆の高邁 |
郷田真隆 |
・美剣士の系譜
・あと一番の壁 |
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藤井猛 |
・序盤の革命家 |
木村一基 |
・受け師の才能 |
・追悼 米長邦雄
◆内容紹介
升田幸三・米長邦雄・芹澤博文・花村元司・郷田真隆・藤井猛…
天才達には、その才気が溢れるゆえの孤独がある。
選ばれたものだけが辿り着く栄光と葛藤を描く「盤上の人生
盤外の勝負」シリーズ第2弾。
前著『盤上の人生 盤外の勝負』が覇道を歩んだ棋士を描いたのに対し、本書は異能派の棋士が多く取り上げられている。
彼らを語る老師の筆はひたすらに優しい。破滅主義的な危うさを漂わせつつも自らの才を恃みに生き、その才に殉じた数々の姿こそもっとも棋士らしいものであると語っているかのようである。
米長邦雄の追悼文を巻末に掲載。
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