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■米長邦雄の本

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米長邦雄の本
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米長邦雄の本 [総合評価] A

難易度:★★★★

図面:見開き0〜4枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:A
解説:A
読みやすさ:A
有段者向き

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【著 者】 米長邦雄
【出版社】 日本将棋連盟
発行:2004年4月 ISBN:4-8197-0229-7
定価:1,470円(5%税込) 175ページ/21cm


【本の内容】
巻頭カラー 写真 16p
米長邦雄ベスト自戦記 生涯をかけた一局(米長邦雄) 22p
特別書き下ろし 若者を語る(米長邦雄) 4p
思い出の一局 ・双方一分将棋の激闘(中原誠)
・勢いと厚みの米長将棋(谷川浩司)
・乱戦の一局(羽生善治)
30p
米長邦雄小伝 米長邦雄の魅力(福本和生) 16p
弟子が語る米長邦雄 ・師との30年(伊藤能)
・勢いのいい将棋を(先崎学)
・人生の師(中川大輔)
12p
米長将棋の大分析 永遠に健在(佐藤康光) 16p
米長将棋名場面集20 (伊藤能) 23p
米長邦雄名局名勝負14 (解説・米長邦雄) 32p
米長邦雄・記録集   2p

◆内容紹介
さわやか流とも泥沼流とも呼ばれた棋士、米長邦雄。生涯をかけた一局、五十歳名人を成し遂げた秘密など、本人が縦横無尽に読者に語りかける。そして、羽生が谷川が米長将棋の魅力に迫る、全編書き下ろし充実の一冊。


【レビュー】
2003年12月に引退した米長邦雄永世棋聖のトリビュート本。

米長引退後に出版された本は、復刊やまとめ本が多かったが、本書は正真正銘の新本。しかも全編書き下ろし。米長自身の自戦記、ライバル中原や現役トップ棋士(谷川、羽生、佐藤康)からの寄稿、そして弟子(伊藤能、先崎、中川)からのエッセイで構成される。

棋譜は全部で20くらいあり、「米長ベスト」といってもいい内容。ファンならずとも、一度は並べてほしいものばかりだ。谷川も語っているが、思い切りが良くて玉頭の厚みを重視する棋風に必ず魅了されると思う。ファンでない方は「米長バンザイ」的なスタンスが気になるかもしれないが、トリビュート本なのでそこは我慢してください(笑)。

ちなみに表紙の写真は、『米長流必ず勝つ基本手筋』(有紀書房,1986)と同じ。これも撮り下ろしor未公開モノにしてほしかった!(2005Jan30)



【関連書籍】

[ジャンル] 
その他
[シリーズ] 
[著者] 
米長邦雄
[発行年] 
2004年

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