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米長邦雄の本 | [総合評価] A 難易度:★★★★ 図面:見開き0〜4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 有段者向き |
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【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:2004年4月 | ISBN:4-8197-0229-7 | |||
定価:1,470円(5%税込) | 175ページ/21cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
2003年12月に引退した米長邦雄永世棋聖のトリビュート本。 米長引退後に出版された本は、復刊やまとめ本が多かったが、本書は正真正銘の新本。しかも全編書き下ろし。米長自身の自戦記、ライバル中原や現役トップ棋士(谷川、羽生、佐藤康)からの寄稿、そして弟子(伊藤能、先崎、中川)からのエッセイで構成される。 棋譜は全部で20くらいあり、「米長ベスト」といってもいい内容。ファンならずとも、一度は並べてほしいものばかりだ。谷川も語っているが、思い切りが良くて玉頭の厚みを重視する棋風に必ず魅了されると思う。ファンでない方は「米長バンザイ」的なスタンスが気になるかもしれないが、トリビュート本なのでそこは我慢してください(笑)。 ちなみに表紙の写真は、『米長流必ず勝つ基本手筋』(有紀書房,1986)と同じ。これも撮り下ろしor未公開モノにしてほしかった!(2005Jan30) |