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■逆転のテクニック 下巻

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逆転のテクニック 下巻
悪い将棋はこう指せ!
[総合評価] C

難易度:★★★☆

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)C
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:B
上級〜有段向き

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【著 者】 米長邦雄
【出版社】 日本将棋連盟
発行:1984年7月 ISBN:4-8197-0112-6
定価:680円 222ページ/18cm


【本の内容】
第1章 逆転術・駒落編 (1)朝日の角落戦 (2)大田さんとの角落戦 (3)野藤君との角落戦
(4)中村さんとの角落戦 (5)新井田君との角落戦
110p
第2章 逆転術・平手編 (1)タイトル戦の頓死 (2)名人戦に見る頓死 (3)続・名人戦の頓死
(4)自戦記@挑戦権をかけて (5)自戦記A厚みが逆転の元
88p
第3章 逆転術・総まとめ (1)逆転の条件 (2)悪手を指してもらう (3)勝っている点を強調
(4)意表を衝いてスキを誘う
18p

◆内容紹介(まえがきより抜粋)
上巻では逆転のテクニックについて私の考えを詳しく述べたが、本書では私が自分の実戦でそれをどのように使っているか、実戦譜を用いて解説してみた。


【レビュー】
逆転術について書かれた本。『逆転のテクニック 上巻』では米長の逆転方法が述べられていたが、下巻の本書はその実戦編である。

第1章はアマ高段者との角落戦で、主に中盤の解説。「角一枚の差をいかに逆転するか」が焦点となっている。

第2章は平手戦の自戦記。2局のみだが一応初手から投了まで。上巻で説明したことを実戦ではどのように使っているか、という観点で書かれている。

実質的に角落4局+平手2局=6局の自戦記のみなので、量がかなり少ない。図面がかなりスペースを取っており、本文が少ないのも気になる。見開きが4枚の図面と棋譜のみで埋め尽くされていることもあった。

内容的にはなかなか良いが、量の不足はちょっとつらい。これだったら『米長の将棋』シリーズなど、米長の実戦集を並べた方がいいだろう。ただし、漠然と並べるのではなく、『上巻』の考え方をしっかり頭に叩きこんだ上で並べると面白さがアップするので、一度お試しあれ。(2004Aug26)



【関連書籍】

[ジャンル] 
勝負手・逆転術
[シリーズ] 
[著者] 
米長邦雄
[発行年] 
1984年

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