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初段の壁を破るシリーズ 青野の棒銀戦法 次の一手形式で初段を突破する! |
[総合評価] C 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:A 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 青野照市 | ||||
【出版社】 土屋書店 | ||||
発行:1988年9月 | ISBN:4-8069-1507-6 | |||
定価:1,000円 | 212ページ/19cm |
【本の内容】 |
・次の一手問題=100問 第1章 序盤=30問 (第1問〜第6問:相掛かり原始棒銀/第7問〜第20問:角換わり▲棒銀/第21問〜第24問:角換わり棒銀の受け方/第25問〜第30問:角換わり早繰り銀) 第2章 中盤=40問 第3章 終盤=30問 |
【レビュー】 |
棒銀戦法の次の一手問題集。 本書で扱っている「棒銀」は、相掛かり原始棒銀、角換わり棒銀、角換わり早繰り銀の3種類。特にメインは角換わり棒銀となっている。 第1章(序盤)では、定跡手順の中から特にマスターすべき局面をピックアップして出題。第2章(中盤)では、定跡からの出題の中にときどき実戦からの出題が混じってくる。第3章(終盤)は実戦からの出題で、特に棒銀戦でよく現れる手筋を意識した問題となっている。 問題のセレクトは難易度がほぼ統一されていてまずまず。解説も過不足なく、いい感じではある。ただ、問題の前後のつながりがハッキリしないことが多く(「○○から数手進んだ局面です」という書き方)、戦法全体の流れがつかみにくくなっている。 本書だけで棒銀戦法をマスターするのはちょっと難しいので、別の定跡書(たとえば『最新 棒銀戦法』(青野照市,創元社,2001)など)で一通り学んだあとに、復習や力試し問題集として使えば、効果が最大限に発揮できると思う。Bに近いC。(2009Oct27) ※本のコンセプト(戦法、対象棋力など)が『棒銀大作戦』(青野照市,創元社,1987)とほぼかぶっている。出来にあまり差はないが、本書の方が角換わり棒銀に力を入れている点が異なる。 ※誤植等(初版第4刷で確認): 第72問 正解図 2五歩の向きが逆 第73問 問題図 9一角の向きが逆 第90問 失敗図 8六歩の向きが逆 |
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