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第九期竜王決定七番勝負 激闘譜 羽生善治 VS 谷川浩司 |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き2〜3枚 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解説:B 中級以上向き |
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【編 者】 読売新聞社 | ||||
【出版社】 読売新聞社 | ||||
発行:1997年2月 | ISBN:4-643-97023-5 | |||
定価:1,500円 | 178ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【竜王】羽生善治 【挑戦者】谷川浩司九段 (奪取)
・「二つの出来事」(竜王・谷川浩司)=3p |
【レビュー】 |
竜王戦の観戦記。読売新聞に掲載された観戦記から主要なものをピックアップ。 1996年の冬に羽生は谷川から王将を奪取、七冠を達成した。「羽生フィーバー」が起こり、将棋を知らない人にまで羽生の名が響き渡った。しかしその後、羽生は調子を落とし、三浦に棋聖を奪われる。一方、王将を奪われた直後の谷川は絶不調の極みだったが、96年後半は絶好調、竜王戦にピタリ照準を合わせてきた。依然として六冠を保持する羽生だったが、下馬評では谷川有利。 その谷川、今シリーズでは魅せに魅せた。特に終盤の入り口から「光速の寄せ」を連発し、羽生も舌を巻くほど。好調時の谷川はホントに強い。今期掲載された将棋はいずれも谷川の内容が良く、「谷川名局集」といえるかも。戦型も多岐に渡っているので、多くの人が楽しめそうだ。 第八期でカットされていたコラムとランキング戦ハイライトが復活。以前のスタイルに戻った。やっぱり不評だったんだろうね…ただし、ページ数は過去最少なのに値上げされている(笑)。(2003Jul17) |