zoom |
第四十三期将棋名人戦 全記録 |
[総合評価] D 難易度:★★★☆ 図面:見開き1枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 中級以上向き |
||
【編 者】 毎日新聞社 | ||||
【出版社】 毎日新聞社 | ||||
発行:1985年8月 | ISBN:4-620-50443-2 0076-670008-7904 |
|||
定価:1,800円 | 172ページ/22cm/H.C. |
【本の内容】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
【名人】谷川浩司 【挑戦者】中原誠 (奪取)
・盤側の記(井口昭夫)=各局3p×6 |
【レビュー】 |
名人戦の観戦記。 今期はじめて実現した、「中原との名人戦」。これこそが若き名人・谷川の思い描いていた名人戦である。普段は謙虚な谷川が、かなり強気なコメントを連発していたのも、その強い意識の表れである。ただ、その意識が空回りしたようで、開幕から3連敗は意外。4・5局に連勝して意地を見せたものの、最後は中原に名人奪回を許した。 この七番勝負では、中原が先手番のときは相掛かり▲3七桂を採用し、谷川先手のときは相矢倉。谷川は2年前の名人戦では、先手番のときにヒネリ飛車を採用しているのだが、中原相手には矢倉で勝ちたかったようだ。 なお、従来は「盤側の記」は巻末にまとめて書かれていたが、今期は各局のあとに一つずつ書かれるようになった。(2004Apr24) |