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第四十二期将棋名人戦 全記録 |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き1枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:B 読みやすさ:B 中級以上向き |
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【編 者】 毎日新聞社 | ||||
【出版社】 毎日新聞社 | ||||
発行:1984年10月 | ISBN:4-620-50442-4 0076-670007-7904 |
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定価:1,800円 | 202ページ/22cm/H.C. |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||
【名人】谷川浩司 (防衛) 【挑戦者】森安秀光
・第42期名人戦挑戦者決定リーグ・森安秀光八段予選譜9局=60p |
【レビュー】 |
名人戦の観戦記。 史上最年少名人になった谷川に、同じ“神戸組”の森安が挑む。「鷺宮定跡」の影響か、七番勝負は森安の四間飛車に谷川が急戦で仕掛ける形がメインになった。昨年、相矢倉とヒネリ飛車で名人奪取した谷川だが、対振飛車の急戦も強く、4−1と圧倒した。 防衛後に残した言葉は「去年名人になったときは弱い名人だったが、これでやっと並の名人になった。次は強い名人を目指してがんばる」(201p)。それにしても若き谷川の落ち着きぶりは素晴らしい。観戦記の随所で描かれているが、ファンが多いのもうなずける。 今期は七番勝負が5局で終わった影響で、挑戦者森安のリーグ戦9局が観戦記付きで掲載されている。森安の四間飛車に対して、相手がさまざまな対策を凝らしているので、並べていて面白い。(2004Apr11) |