zoom |
塚田泰明の速攻将棋 四間飛車破り[5七銀右戦法] |
[総合評価] A 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜有段向き |
||
【著 者】 塚田泰明 | ||||
【出版社】 高橋書店 | ||||
発行:1988年11月 | ISBN:4-471-13137-0 | |||
定価:1,000円 | 207ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
△四間飛車vs▲5七銀右急戦の定跡書。 23手目での仕掛けは対四間飛車急戦では最短となる(明らかな無理仕掛けを除く)。対四間飛車急戦の基本とされる戦法である。最近は対藤井システムへの有力策として見直されている。 [右図]が▲5七銀右戦法の基本図。先手が▲3六歩を早めに突けば、ほとんどこの局面に誘導できるだろう。ここから△5二金でも△4三銀でも仕掛ける順が詳解されている(他に△1二香や△4五歩も考えられるが、ちょっとこの局面では指しにくいと思う)。振飛車の対応によって、一気に攻めたり持久戦になったりするが、その辺りの方針は各章の初めやプロローグの系統図で明確に書かれている。 右銀急戦の本としては、「四間飛車道場 第二巻」が詳しい(舟囲い型の解説ページ数は本書とほとんど同じ)が、分かりやすさなら本書の方が上。初段を目指す方の居飛車急戦入門として活用されたし。(2002Aug15) |