zoom |
将棋終盤力養成講座(4) 次の一手問題集 必至のかけ方 寄せのコツを体得する |
[総合評価] B 難易度:★★☆ 見開き1問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:A 中級〜上級向き |
||
【著 者】 勝浦修 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2003年4月 | ISBN:4-422-75094-1 | |||
定価:1,200円 | 206ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||
◆内容紹介(創元社HPより) |
【レビュー】 |
必至問題集。 前半の「基本編」は部分図の問題で、純粋な必至問題。 後半の「実戦編」は、プロの実戦図からの出題。問題の出典は書かれていないが、勝浦の実戦だけではなく、プロ全体の実戦から選出されている。羽生vs谷川の竜王戦からの出題もあった(←わたしもよく覚えてるもんだ(笑))。実戦編も1手必至〜5手必至だが、必至図からの詰みが少し長かったり、有力な候補手が多かったりとちょっと難しくなっている。また、必至をかけるときに複数の筋がある場合には、自玉が詰まされないように、渡す駒も考慮する必要がある。実戦編の難度は2.5〜3.5くらい。 全体的に解説が詳しく、非常に好感度高し。また、実戦型の問題がとても多いので、指し将棋派のトレーニング用にはかなり有効。ただ惜しむらくは、必至の決まり型についての説明がなかったこと。その分だけ減点。必至問題集では、金子タカシ本(『ザ・必死!』(1994,2003)など)のように、必至型の説明を標準装備してほしいと思う。(2004Jul07) |