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■詰め方カタログ

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初段に挑戦する将棋シリーズ(18)
詰め方カタログ
実戦での詰めがすべてわかる
[総合評価] A

難易度:★★

図面:見開き4枚
内容:(質)A(量)A
レイアウト:B
解答の裏透け:−
解説:A
読みやすさ:A
初級〜上級向き

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【著 者】 田丸昇
【出版社】 創元社
発行:1987年7月 ISBN:4-422-75068-2
定価:780円 238ページ/18cm


【本の内容】
PART1 詰めのウォームアップ 超やさしい1手詰〜5手詰=13パターン,21問 24p
PART2 パターン別詰め方 やさしい1手詰〜9手詰=17パターン,60問 64p
PART3 玉の囲い別詰め方 囲い崩しの詰将棋=34パターン,78問 92p
PART4 詰めの実力テスト 詰将棋(1手詰〜11手詰, 19手詰)=24問
実戦の詰み=6問
50p

【コラム】[詰めのハプニング]一手詰めをうっかり/詰まないのに投了?/とん死名場面集(上)(下)/私のとん死体験(上)(下)

◆内容紹介(表紙より)
将棋は序盤・中盤・終盤と長い道のりを経て勝負をつけるゲーム。なかでも終盤最後に詰め損なって悔しい思いをするのは、頂上を目の前にしながら足を滑らせて谷底に落ちるようなもの。そんなケガをしないためにも、詰め方をたくさん知り、詰めに強くなることが絶対必要。


【レビュー】
実戦詰め手筋の解説書。普通の問題集と違って、問題図のすぐ下に解答と解説が書いてある。囲いに収まっている玉をバラして詰ます問題が多く、“詰将棋の本”では学べない「実戦的な詰める力」を養成することができる。

PART1/2はやさしい詰将棋。最初は、頭金や桂の吊るし詰めなど、非常に基本的なところから解説している。後半は捨て駒が出てくるが、いずれも実戦で役に立つものばかり。

メインはPART3の「囲い別詰め方」。美濃囲い、舟囲い、箱入り娘、矢倉囲い、カニ囲い、金無双、銀冠、穴熊の詰め方を解説している。これらの詰め方を覚えこんでしまうつもりで、何度もチャレンジすると良い。そのうち、形をひと目見ただけで「この形が詰めろになっている」と思えればシメたものだ。終盤の射程距離が飛躍的に伸びるだろう。

終盤力養成問題集の良書で『寄せの手筋168』(1988)があるが、本書はその即詰めバージョンだと思って良い(ホメすぎ?)。わたしは本書を最初は図書館で借りたのだが、わざわざ新刊で買い直してしまった(^-^;

あまり話題にはならないが、意外にこの手の本は少ない。終盤の逆転負けや頓死が多い方は、ぜひとも本書をマスターし、逆に頓死を食らわす側になっていただきたい。(2004May05)



【関連書籍】

[ジャンル] 
手筋(寄せ)
[シリーズ] 
初段に挑戦する将棋シリーズ
[著者] 
田丸昇
[発行年] 
1987年

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