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初段に挑戦するシリーズ(6) 矢倉戦法 矢倉の核心に迫れ! |
[総合評価] B 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 中級〜上級向き |
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【著 者】 板谷進 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:1981年11月 | ISBN:4-422-75056-9 | |||
定価:850円(初版680円) | 238ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
◆内容紹介(表紙より) |
【レビュー】 |
矢倉の定跡書。 出版されたのは、ちょうど飛先不突き矢倉が登場した頃。なので、本書に登場する矢倉は旧型に属する。とはいえ、いずれもタイトル戦などでも盛んに指された本格型だ。現在ではあまり指されていない形だが、攻め筋は大いに参考になるだろう。特に第3章の4七銀-3七桂の同形矢倉は、意外に最近の矢倉本には載っていない。 構成は、定跡書としてはオーソドックスなタイプ。一つの形に対して、主要な変化をいくつか解説していく。変化の重要箇所では「次の変化を考えよう」として次の一手問題を出題(計17問)。 級位者向けの矢倉解説書では、後手が緩慢な駒組みをしている間に先手が理想形を築き、一方的に攻め潰すのが普通だが、本書の場合は後手もしっかり反撃してくる。そのため、コンパクトな本の割に変化が結構多岐にわたる。 レイアウトは良いが、多くの変化を一冊に詰め込んだせいか、ちょっとゴチャゴチャしていて読みにくい部分がある。それさえなければ、本書はかなりの好評価だと思う。(2005Mar31) |