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アマの将棋
ここが悪い!(5) 居飛車穴熊戦法 |
[総合評価] C 難易度:★★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:B 上級〜有段者向き |
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【著 者】 田中寅彦 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2001年9月 | ISBN:4-422-75045-3 | |||
定価:1,000円 | 206ページ/19cm |
【本の内容】 |
第1章 序・中盤編=30問 第2章 終盤編=29問 ◆内容紹介 万全の守りと痛快な攻め、居飛車穴熊には独特の技術と感覚が必要。序盤から終盤までの問題点を洗い出し、アマチュアがおかしやすい失敗と、実戦的な最善手を学ぶ。 |
【レビュー】 |
居飛車穴熊の次の一手問題集。 問題1つに対し、アマがやりそうな「失敗手」を1〜2つ解説し、そのあとに「正解手」を解説するスタイルはシリーズ共通。解説文は次の一手問題集としてはかなり充実している。 ただ、このシリーズとしては異様に難度が高い。わたしは2巻→3巻→1巻→4巻と取り組んできたが、この5巻は半分も正解できなかった。「わたしに居飛穴感覚がないだけか…?」と思ったが、まえがきにちゃんと書いてありました。「題材はプロの実戦から取り、実戦を指しているように次の一手を考え、…」…難しいわけだ(>_<。) 従来このシリーズは、初段を目指すレベルの人にターゲットを絞り、3手の読みがしっかりできればクリアできた。多くても7手先がきちんと読めればよかったと思う。しかし本書は、9手先・11手先くらいまで読み、しかも相手が最善を尽くせばほぼ互角、という局面が多い。 これまでの四巻とは、ちょっと乖離が大きいと思う。居飛穴党の24有段者ならまずまず使えるのかな…。(2004Dec19) |