zoom |
アマの将棋
ここが悪い!(4) 四間飛車戦法 |
[総合評価] B 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:A 中級〜上級向き |
||
【著 者】 鈴木大介 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:2001年8月 | ISBN:4-422-75044-5 | |||
定価:1,000円 | 206ページ/19cm |
【本の内容】 |
第1章 序盤編=13問 第2章 中盤編=21問 第3章 終盤編=22問 ◆内容紹介 四間飛車のポイントとなる局面は、実力の差が歴然と現れるときでもある。勝負を左右する重要局面でどう指すか、失敗手を指摘しながら最善手を導き出す。序・中・終盤の問題を解くことで、将棋のカンと構想力を鍛える一冊。 |
【レビュー】 |
四間飛車の次の一手問題集。 「アマの将棋 ここが悪い!」シリーズは、もともとは桐山清澄・著の全三巻。いったん完結していたが、四間飛車・居飛穴・棒銀というアマに人気の戦法を、それぞれの権威者が解説する、という形で復活。本書はその第一弾である。 問題1つに対し、アマがやりそうな「失敗手」を1〜2つ解説し、そのあとに「正解手」を解説するスタイルは従来どおり。解説文が非常に充実しているのが嬉しい。鈴木流の「感覚重視」のザックリ解説は、本シリーズのテーマにぴったり合っていてちょうど良い。「ほんとうに実力がつくのは、派手な一手を当てるよりも、一手の考え方をよく理解して大局観を養っていったほうがよい」(50p) この分野では『四間飛車を指しこなす本(1)〜(3)』(藤井猛,2000)が一歩先んじているが、本書もなかなかのもの。四間党の級位者にオススメだ。(2004Dec04) |