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実力養成100問(4) 次の一手「詰めと必死」 |
[総合評価] B 難易度:★★★ 見開き一問一答 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 森けい二 | ||||
【出版社】 創元社 | ||||
発行:1989年10月 | ISBN:4-422-75024-0 | |||
定価:850円 | 204ページ/18cm |
【本の内容】 |
・次の一手問題=100問 ◆内容紹介 本書は実戦に即した終盤戦を題材にして、詰みのある局面と、必死をかける局面をとりあげた。 |
【レビュー】 |
最終盤の問題集。 即詰めに討ち取るか、必死をかけて勝つか、を問う問題が100題。一応「実戦・次の一手形式」だが、本書の場合は“次の一手”だけでなく、しっかり最後まで読み切る必要がある。必至をかけて簡単に勝ちだと思ったら、自玉が頓死することもあるので要注意。 「実戦次の一手形式」なので、もちろん不要駒もたくさんある。盤面を広く見渡して、急所を見つけ出すべし。ただ、自玉の状態が大きなヒントになっていて、基本的には「自玉が必至なら即詰み狙い、自玉が受けのない二手スキなら必至狙い」で良い。まれに渡した駒で詰まされることがあるので、必死筋が複数あるときは要注意。なお、「詰めろ逃れの詰めろ」のような逆転技はほとんど不要。 全体的に良質問題集だと思う。あと少し問題が多ければAにしたかった。(2005Aug03) |