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将棋段級模擬テスト 七・八級問題集 | [総合評価] B 難易度:★★☆ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 初級〜中級向き |
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【著 者】 二上達也 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:1979年10月 | ISBN: | |||
定価:400円 | 190ページ/16cm |
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将棋段級模擬テスト 七・八級問題集 | [総合評価] B 難易度:★★☆ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 初級〜中級向き |
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【著 者】 二上達也 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:1987年2月 | ISBN:4-415-04707-6 | |||
定価:550円 | 190ページ/16cm |
【本の内容】 |
・次の一手=計90問 第1章 序盤=20問 第2章 中盤=53問 第3章 終盤=17問 ◆内容紹介(はしがきより抜粋) 一つの手筋を覚えたら、もう一つの手筋と組み合わせるというように手筋をブロック化していくことを心掛ければ、それだけ妙手・好手が指せることになります。一日一手覚えれば、一年に三百六十五手があなたのものになります。 本書では七、八級の読者を対象にしましたが、中にはやさしすぎる問題、むずかしすぎる問題があるかもしれません。しかし、その区別がつくようならだいぶ上達しているといえます。 |
【レビュー】 |
初級〜中級向けの次の一手問題集。『将棋段級模擬テスト 九・十級問題集』の続編。 本書では、『九・十級』よりも少しレベルアップした手筋を出題している。また、2〜4問がセットになった問題も多い。逆に言えば、やや高級な手筋をいくつかに分解して、分かりやすくして出題しているといえる。 第1章は序盤の手筋。今回は全体図もある。部分図の問題では、棒銀の捌き方や、数の攻めといった基本的な手筋を学ぶ。全体図の問題では、主に相居飛車の序盤定跡から、早い段階での注意すべき筋や、見逃したくない筋などを学ぶ。 第2章は中盤の手筋。『九・十級』よりもかなり中盤重視になっていて、問題数は15問から53問へ大幅増量。前半は部分図で、8二や8八への角打の成否や、飛の打ち場所、飛先突破のテクニックを学ぶ。また、歩の手筋はやや高級なものが増えて、ダンスの歩、焦点の歩、争点替えの歩、合わせ歩の受け、連打の歩の受けなども学ぶ。ときどき立場を変えて、似た局面での受けも出てくる。第2章の後半は全体図を使った問題になる。 第3章は終盤の手筋。本章ではすべて部分図。最初は「▲3三金vs△2一金」の類題が数問あるが、大半は「美濃崩しアラカルト」である。 レイアウトは『九・十級』とほぼ同じで、見開き一問一答、ヒントが約70字。解説は図面が2枚で、解説文が100〜120字程度。そこそこ詳しく、標準的なレベルといえる。 『九・十級』の棋力判定はすべて「10分で十級(or九級)」だったが、本書の棋力判定は「(5分/10分/20分)で(八級/七級)」となっている。これは大まかな難易度を表していると考え、あまり気にしなくて良い。 なかなかの良問ぞろいなので、級位者の方のレベルアップや、有段者の基礎トレーニング用にどうぞ。(2011Oct06) |