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ポケット版・将棋シリーズ(13) 実戦7手・9手の詰将棋 初段 寄せに強くなる120題にチャンレンジ! |
[総合評価] B 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:C 解説:B 中級〜上級向き |
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【監 修】 森下卓 | ||||
【出版社】 成美堂出版 | ||||
発行:2003年1月 | ISBN:4-415-02211-1 | |||
定価:680円 | 255ページ/16cm |
【本の内容】 | |||||||||||||||
・詰将棋=120問+1問(裏表紙)
◆内容紹介 |
【レビュー】 |
7手・9手限定の詰将棋問題集。 「3手詰、5手詰なら解けるけど、7手詰になるともう…」という方は結構多い。確かに、3手詰や5手詰に比べて、7手詰になると平均的な難度は上がる。ただし、手数から感じるほどには難しくならない。妙手率の高い3手5手よりも、7手9手は「離し角を打って角成まで」とか「金を寄せる」といった、「実戦的な手段」が多くなるのだ。つまり、ある程度3手5手に慣れたら、7手9手クラスをたくさん解く方が実戦の詰め力は上がると思う。 本書では、そういう7手詰・9手詰に限定。「基本問題」と「実戦問題」に分けてあるが、形も難度もだいたい同じ(「実戦問題」に実戦型が多いとか、実戦譜から取材しているわけでもない)。合駒請求問題がいくつかあるものの、全体的に間口が狭くて考えやすい問題がほとんどだ。 制限時間はだいたい3分〜7分で、短め。アマの実戦では最終盤で10分も15分も考えることはないのだから、ちょうどいい時間設定だと思う。制限時間は難度表示の意味があるので、気になる人は見ないようにしよう。 問題数は121問と平凡、解説も平凡だが、対象棋力をはっきり絞っているところに好感が持てる。初段を目指している人のチャレンジ用、二段・三段クラスのトレーニング用にぴったり。 ※第4章-問題2は、作意は9手詰だが、易しい早詰めあり。(5手詰) |