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急戦法まことスペシャル | [総合評価] C 絵:B ストーリー:B 構成:A キャラ:A |
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【原 作】 小杉あや 【作 画】 青木光恵 | ||||
【出版社】 集英社 | ||||
発行:1998年5月 | ISBN:4-08-875658-4 | |||
定価:743円 | 191ページ/21cm |
【本の内容】 | |||||||||||||||
◆内容紹介 将棋が三度の飯よりも大好き、現役女子高生のまことが初の女性プロ四段になった!夢はでっかく名人位、それとイジワルな師匠をギャフンと言わせること。しかしいつも返り討ちにされるまことは今日もがんばる! 「ウルトラジャンプ」1995年2号〜1997年12号連載。 ◆登場人物紹介:
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【レビュー】 |
女子高生プロ棋士の奮闘(?)を描いた将棋マンガ。 原作者の小杉あやが七冠王ブームに乗っかった「棋界ウォッチャー」で、当時アシスタント先の青木光恵(←つまりこの人の方が先生)が話に乗って企画が完成。女子高生棋士とハチャメチャ七冠王が掛け合いをする楽しい将棋マンガに仕上がった。 タイトルは「塚田スペシャル」等に影響を受けたものと思われる。ちなみに別に「まことスペシャル」という戦法は出てこない。基本的に、プロ将棋という舞台を使ったコメディである。ときどき舞台設定に小ミスがあるが… ・四段を賭けた昇段の一番が特別対局室(昔の東西決戦?) ・プロ四段(まこと)と女流名人がTVの企画で二枚落ちで対決(いくらなんでもそんなに差はなかろ…) ・プロ四段(まこと)と奨励会初段が二枚落ち(同上…) 第1話・第2話はまことの性格が固まってなくてちょっと微妙な感じだったが、第3話で月本が登場してからは結構面白い。月本とまことのテンションの高いかけあいがクスクスと笑える。本格的な将棋シーンは出てこないが、たまに「失着△8三桂」とか「妙手▲6七金寄」など、コアな将棋ファンのみ気づくような小ネタもあり。 |