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米長上達シリーズ(6) 格言に学ぶ手筋 |
[総合評価] C 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)B レイアウト:A(2色刷) 解答の裏透け:B 解説:B 読みやすさ:A 中級〜上級向き |
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【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 昭文社 | ||||
発行:1988年1月 | ISBN:4-398-23506-X | |||
定価:553円 | 158ページ/15cm |
【本の内容】 |
・収録格言=73 収録格言一覧 第一章 歩の格言(18問) 第二章 金・銀・桂・香の格言(14問) 第三章 玉・飛・角の格言(19問) 第四章 その他の格言(16問) ◆内容紹介(「はじめに」より抜粋) 今回は格言のうち、代表的なものを例題にして紹介しました。 (中略)格言を多く覚え、定跡から局面が離れても自力で、序盤の基礎、開戦の時期や方法、寄せの考え方、とどめの刺し方、粘り方や勝負手の放ち方等々、誤りなく選べる実力を早く勝ちとれるよう期待しています。 |
【レビュー】 |
次の一手形式の将棋格言集。 問題パートは、上段に格言と問題図の説明文(150字程度)、下段に次の一手の問題図。解答パートは、冒頭に正解の一手と格言、解説(160字程度)と解答図・参考図の2図面。1ページで解説が足りないようなやや難しい問題の場合は、3ページにわたって解説されているものもある。図面はバックグラウンドが薄いオレンジ色になっていて、見やすく調整されている。 問題図はすべて米長の実戦から取材したもの。「上達のために格言をマスターする」ということ自体が初段を目指す人の勉強法であるし、解説も初段前後を意識したレベルになっているが、トッププロの実戦なので、すっきり理解するには三段以上の力が必要かもしれない。「ちょっと難しいな」と思ったら、問題図の説明文だけでも繰り返し読むと良いだろう。 収録数がそんなに多くなく、問題図の難易度と対象棋力に少しズレがあるのでCとしたが、ポケットサイズなのは良い。将棋世界の付録と同じ大きさなので、上着のポケットになら入る。ちょっとした時間などに読むには最適だ。わたしは寝る前に布団の中で読んでました。気軽に読みたい一冊。(2009Jan25) |