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米長上達シリーズ(3) 新・米長の次の一手 |
[総合評価] C 難易度:★★☆ 〜★★★★☆ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け: 解説:A 中級〜高段向き |
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【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 昭文社 | ||||
発行:1988年1月 | ISBN:4-398-23503-5 | |||
定価:550円 | 158ページ/15cm |
【本の内容】 |
第1章 矢倉編(32問題) 第2章 居飛車編(20問題) 第3章 振飛車編(22問題) ◆内容紹介(「はじめに」より抜粋) 本書は昭和55年から62年前半までの私の実戦の勝局から、妙手・好手を選び出し、中級以下の方にも解けるようにヒントを加えて出題したものです。 |
【レビュー】 |
実戦次の一手問題集。 本書の問題は、1980年〜1987年の米長の実戦から出題されている。このころは米長の全盛期ともいえる時期で、十段・王将・棋聖・棋王をあわせて14期獲得。一時は四冠王にもなっている。 各問には制限時間と棋力判定が設定されている。基本的に制限時間は各5分(第2問だけ10分)。判定棋力は5級から六段までさまざま。右図は問題の割合を円グラフにしたもので、初段〜三段の問題が大半を占めている。 基本的には前シリーズ(棋王米長の将棋教室)の『実戦居飛車次の一手』(米長邦雄,昭文社,1978)などと同様の構成。問題図の説明が100字程度で書かれているが、アマ高段者は文章を見ないことで難易度の調節が可能。最善手ではなく、勝負手を問う問題もあるが、それはヒントにちゃんと書かれている。 問題数があまり多くないことと、対象棋力が絞られていないことからCとしたが、解説はかなり詳しくて結構良い。「米長の将棋」シリーズで見かけた将棋も時々あったので、この当時の実戦集などを並べてから挑戦すると、さらに効果が上がると思う。(2010May11) ※誤植・誤字 p48解答図 △8一飛がない p58 ×「後手は歩切れないので」 ○「後手は歩切れなので」 p60 ×「▲8六歩△同飛▲8七歩△同成銀…」 ○「▲8五歩△同飛▲8六歩△同飛▲8七歩△同成銀…」 |