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米長上達シリーズ(2) 振飛車の極意 |
[総合評価] C 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)C レイアウト:A(2色刷) 解答の裏透け:A 解説:B 中級〜上級向き |
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【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 昭文社 | ||||
発行:1988年1月 | ISBN:4-398-23502-7 0176-620002-3093 |
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定価:550円 | 158ページ/15cm |
【本の内容】 |
序説 振飛車戦の駒組み=16p 第1章 三間飛車(17問題) 第2章 四間飛車(25問題) 第3章 中飛車(23問題) ◆内容紹介(はじめにより抜粋) 今回は三間飛車、四間飛車、中飛車の三戦法より実戦に現れやすい形から選んで出題しました。まずは各戦法の駒組みを超初心の方々にも分りやすいよう解説しています。(中略)また次の一手は実戦譜よりの出題ですが、振飛車独特の“さばき”に対する考え方や方法にも触れたつもりです。 |
【レビュー】 |
振飛車戦の次の一手問題集。 テーマとしては、同じ昭文社の「棋王米長の将棋シリーズ」の(4)『攻めの振飛車』(1979)とよく似ているが、扱っている戦型が多少異なる。本書ではどちらかといえばオーソドックスな戦型が多く、 ・△三間飛車vs▲3七桂早仕掛け ・△三間飛車vs▲早仕掛け(▲5七銀左型) ・△四間飛車vs▲左美濃(8八玉型)持久戦 ・△四間飛車vs▲棒銀 ・△四間飛車vs▲居飛車穴熊 ・△ツノ銀中飛車vs▲3八飛 ・△ツノ銀中飛車vs▲銀矢倉 の7つ。最後だけは若干特殊。 本書の問題は、すべて振飛車側を手前にしてあり、振飛車視点の問題がほとんどであるが、まれに居飛車視点の問題もある。序盤や終盤の問題は少なく、中盤の捌きを問う問題が多い。最後の3問だけは、米長の実戦から「自慢の寄せ」が出題されている。 同シリーズ(1)の『矢倉戦の攻防』(1988)に比べて、戦型が広がっている分だけ中身が薄い感じがする。振飛車を次の一手で鍛えるなら、他にもいくつか本があるので、本書は機会があれば読んでみるくらいでよいと思う。(2010Mar06) ※誤植(初版で確認) p12 ×「△3三飛ではなく」 ○「△3二飛ではなく」 p13 ×「玉の退跡も広がる」 ○「玉の退路も広がる」 |
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