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基本の妙手 <原田>精選詰将棋200題 |
[総合評価] 難易度:★★ 〜★★★☆ 見開き2問 内容:(質)A(量)A レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:A 中級〜向き |
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【著 者】 原田泰夫 | ||||
【出版社】 梧桐書院 | ||||
発行:1976年8月 | ISBN:4-340-07102-1 0076-570958-2368 |
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定価:580円 | 222ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||
・詰将棋=計200問
◆内容紹介(はしがきより抜粋) |
【レビュー】 |
3手詰〜15手詰の詰将棋問題集。 全200問中、実に83%にあたる166問が実戦型(玉方の桂か香が初期配置)。単に実戦型というだけでなく、本当に実戦に出そうな形のものが多い。原田の詰将棋の創り方は、実戦の終盤をアレンジし、不要駒を取り除くやり方が多かったと推測される。 また、「三手の読み」の原田らしく、ほとんどの作品は「取れば(早く)詰ますぞ」的な手を継続していけば詰む。なので、解いているときのテンポが良く、解後感も良し。「指し将棋のために詰将棋を解く」というライトユーザーにはちょうどよい。中には、「最後まで読んだあと(詰まないので)、初手に戻って工作をしておく」という問題もあるが、少数。 良質で、問題数も多めなのでAをつけたかったが、誤字・誤図がいくつかあった(下記参照)。詰将棋の誤図はかなり痛いので、惜しくもBに。(2005Sep21) ※第35問は致命的な誤植あり。攻め方2六歩・5四と、玉方1六歩・3五歩をすべて一段上げると正しい配置。誤図 正図 ※第63問と第64問は解答が逆。 ※第112問は「攻め方1一香(!)」という誤植がある。これはすぐに分かるので罪が小さい。 (2005Oct01追記)通りすがりさんからいただいた情報によると、少なくとも第6版では誤植がないそうです。第2版〜第5版は不明。“誤植なし”という条件付きですが、Aに格上げします。 (2009Apr25追記)たいちゃんさんからいただいた情報によると、少なくとも第4版では修正されているそうです。 |