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中原の将棋シリーズ(6) 中原の 駒別 次の一手 《歩・香・桂》 |
[総合評価] B 難易度:★★★ 見開き1問 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:A 中級〜有段向き |
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【著 者】 中原誠 | ||||
【出版社】 池田書店 | ||||
発行:1978年4月 | ISBN:4-262-10206-8 0276-064019-0316 |
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定価:750円 | 238ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||
次の一手問題=計111問
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【レビュー】 |
次の一手形式で、歩・香・桂の手筋を解説した本。 最初の方はかなり簡単な問題なので、「ああ、この本は級位者向けかぁ…」と思っていた。ところが10問目あたりからかなり難度がアップ。中原の実戦からの出題が多く、中にはかなり難しい問題も含まれる。よく見たら、「全問正解なら六段以上」と書いてあった…。 もちろん、すべての問題が難しいわけではなく、初段前後の人ならなんとかついていけるレベル。解説が詳しく、重要な部分は太字ゴシックで強調してあるので非常に読みやすい。また、答えの1手目は駒が限定されている(歩の章では、必ず初手に歩を使う)ので、難しい問題でも少しは考えやすくなっている。なお、「実力問題」では歩・香・桂のどの駒を使うかはランダムになっている。 ただし、ハッキリ良くなる問題ばかりではなく、「これにていい勝負」「これで面白い」「これで勝負形」となるものも多い。なかなか解き切るのは大変なので、解説をしっかり読んで理解を深めよう。(2004Aug16) |