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地位と名誉をかけた男の激烈な戦い 熱血将棋順位戦 |
[総合評価] C 難易度:★★★☆ 図面:見開き4枚 内容:(質)A(量)C レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:B 中級〜有段者向き |
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【著 者】 板谷進 | ||||
【出版社】 日本将棋連盟 | ||||
発行:1974年10月 | 2276-0116-5892 | |||
定価:580円 | 222ページ/18cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自戦記=13局
◆内容紹介(裏表紙より) |
【レビュー】 |
板谷進七段(当時)の順位戦自戦記。第28期B級1組順位戦(1973年度)の全13局を解説している。 板谷進九段プロフィール(日本将棋連盟HP内) 板谷進九段の順位戦成績(将棋順位戦データベース内) この年の板谷は絶好調。クセ者ぞろいのB級1組を12勝1敗の好成績で通過し、A級昇級を決めた。まえがきにも書かれている通り、決して快勝ばかりではないく、粘った末に逆転という将棋もある。しかし順位戦独特の気迫・粘りはアマにとっても非常に参考になる。特にB1以下は普段脚光を浴びることが少ないだけに、A級には見られない面白さがある。 板谷の気風は“堅実”。「危ない端は渡らない」(160p)「身体の続く限り、がんばりの板谷で押し通すつもりである」(190p)と、決して“一刀両断”や“豪腕”という感じはないが、逆にアマにとっては分かりやすい将棋が多い。現代でいえば森下卓八段に近いかな? 内容は良いが全13局とちょっと量が少ないため、評価は少々控えめのCにした。(2004May10) |