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NHK将棋シリーズ 佐藤康光の 寄せの急所 囲いの急所 |
[総合評価] A 難易度:★★☆ 図面:見開き3枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:A 解説:A 読みやすさ:A 初級〜中級向き |
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【著 者】 佐藤康光 | ||||
【出版社】 日本放送協会出版 | ||||
発行:1995年11月 | ISBN:4-14-016075-6 | |||
定価:971円 | 191ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・【コラム】駒との出会い/師匠と奨励会/奨励会の同期生/島研究会/講座の裏話/将棋の本 |
【レビュー】 |
囲い崩しの手筋を解説した本。 将棋にはさまざまな“囲い”があるが、よく使われるのは美濃囲い・舟囲い・左美濃・穴熊・矢倉の5つである。本書では、メジャーな囲いを効率よく崩す基本的な手筋を、やさしく分かりやすく解説している。『光速の寄せ』(全5巻、谷川浩司)のダイジェスト版という感じだが、本書では初段クラス向けの頻出基本手筋に絞って丁寧に解説されている。易しすぎず、難しすぎず、級位者脱出を目指す人には最適の書となっている。 基本手筋といっても、教わらなければまず身に付かないものばかり。わたしは本書を読む前の級位者時代には、と金で攻めることしか知りませんでした。左美濃を本書の通りの手順で攻略したときは、本当に嬉しかったことをよく覚えています。 「美濃崩しには一段飛車と▲6二銀」が何のことか分からない方や、「『光速の寄せ』を買ったけどさっぱり分からん!」という方には、ぜひとも本書を読んでいただきたい。(2003Dec04) |