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■新版 角落必勝法

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新版 角落必勝法
これを知らないと勝てない!
[総合評価] B

難易度:★★★★☆

図面:見開き1〜3枚
内容:(質)A(量)B
レイアウト:B
解説:A
読みやすさ:A
有段者向き

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【監 修】 中原誠
【出版社】 竅iえい)出版社
発行:1979年12月 1076-1116-0651
定価:1,200円 255ページ/19cm


【本の内容】
第1章 プロ対プロの角落ち戦
(下手3勝−上手4勝)
(第1局)▲島朗三段 △石田和雄八段(観戦記・金井厚)
(第2局)▲瀬戸博晴三段 △加藤一二三九段(東公平)
(第3局)▲三谷正範三段 △内藤国雄九段(中平邦彦)
(第4局)▲野田敬三三段 △灘蓮照九段(山口義明)
(第5局)▲神谷広志三段 △花村元司九段(田辺忠幸)
(第6局)▲高橋道雄三段 △大内延介八段(木屋太二)
(第7局)▲堀口弘治三段 △中原誠名人(奥山紅樹)
191p
第2章 角落ち序盤の20手「考」 中原名人とのQ&A(聞き手・奥山紅樹) 29p
第3章 「角落ち」
実戦対策のための
必須五項目
若島正
まえがき
(1)序盤を研究しよう
(2)流れの主導権をつかめ
(3)金銀の交換を狙え
(4)大駒を捨てられるか
(5)乱戦のさなかにも冷静に
22p
付録 アマ・プロ角落ち戦
・実戦譜
(解説なし)
7局
▲長谷興アマ △丸田祐三八段
▲大木和博アマ △米長邦雄棋聖
▲高橋治雄アマ △中原誠名人
▲若島正アマ △桐山清澄王座
▲杉本好一アマ △大内延介棋王
▲中島務アマ △大山康晴十五世名人
▲谷沢正三アマ △青野照市新人王
13p


【レビュー】
角落ちの実戦集。

1980年ごろは、角落ち定跡が最も進歩した時期である。朝日アマプロ角落ち戦を中心に、トップアマvsトッププロの角落ち、奨励会有段者vsトッププロの角落ちが雑誌などで企画され、ハイレベルな角落ち戦が数多く指された。その中で「将棋讃歌」誌で企画されたプロ・プロ角落ち戦が本書のメインとなっている。観戦記は読み物としてもなかなか面白い。

メインは実戦譜だが、第2章・第3章の角落ち考が興味深い。プロから見た「上手の考えていること」(第2章)、トップアマから見た「角落ちの心構え」(第3章)…など。タイトルの「必勝法」というのはちょっと大げさだが、「これを知らないと勝てない!」は言えるかも。角落ちを指す機会がある人は第2章・第3章だけでも読む価値がある。

最近は角落ち戦の企画が影をひそめ、アマvsプロは平手が当たり前となっているが、新進四段棋士との対戦がほとんど。以前のように、アマvsトッププロの角落ち企画がもっとあってもいいのになぁ。

なお、付録の7局は赤旗誌主催の赤旗名人vsトッププロの角落ち戦から、下手の勝局を収録。解説なし。(2004Jun18)



【関連書籍】

[ジャンル] 
駒落ち実戦集
[シリーズ] 
将讃ブックス
[著者] 
中原誠
[発行年] 
1979年

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