zoom |
新版 角落必勝法 これを知らないと勝てない! |
[総合評価] B 難易度:★★★★☆ 図面:見開き1〜3枚 内容:(質)A(量)B レイアウト:B 解説:A 読みやすさ:A 有段者向き |
Not
found at Amazon.co.jp |
|
【監 修】 中原誠 | ||||
【出版社】 竅iえい)出版社 | ||||
発行:1979年12月 | 1076-1116-0651 | |||
定価:1,200円 | 255ページ/19cm |
【本の内容】 | ||||||||||||||||
|
【レビュー】 |
角落ちの実戦集。 1980年ごろは、角落ち定跡が最も進歩した時期である。朝日アマプロ角落ち戦を中心に、トップアマvsトッププロの角落ち、奨励会有段者vsトッププロの角落ちが雑誌などで企画され、ハイレベルな角落ち戦が数多く指された。その中で「将棋讃歌」誌で企画されたプロ・プロ角落ち戦が本書のメインとなっている。観戦記は読み物としてもなかなか面白い。 メインは実戦譜だが、第2章・第3章の角落ち考が興味深い。プロから見た「上手の考えていること」(第2章)、トップアマから見た「角落ちの心構え」(第3章)…など。タイトルの「必勝法」というのはちょっと大げさだが、「これを知らないと勝てない!」は言えるかも。角落ちを指す機会がある人は第2章・第3章だけでも読む価値がある。 最近は角落ち戦の企画が影をひそめ、アマvsプロは平手が当たり前となっているが、新進四段棋士との対戦がほとんど。以前のように、アマvsトッププロの角落ち企画がもっとあってもいいのになぁ。 なお、付録の7局は赤旗誌主催の赤旗名人vsトッププロの角落ち戦から、下手の勝局を収録。解説なし。(2004Jun18) |