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ビッグコミックス 永世乙女の戦い方 (1)〜(11) |
[総合評価] B+ 絵:B+ ストーリー:B+ 構成:B キャラ:B |
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【著 者】 くずしろ 香川愛生/監修 | ||||
【出版社】 小学館 | ||||
発行:2019年9月〜 | ISBN: | |||
定価:650円(10%税込) | 192ページ/18cm |
≪1巻≫ 2019年9月 |
≪2巻≫ 2020年2月 |
≪3巻≫ 2020年7月 |
≪4巻≫ 2021年1月 |
≪5巻≫ 2021年6月 |
≪6巻≫ 2021年11月 |
≪7巻≫ 2022年5月 |
≪8巻≫ 2022年12月 |
≪9巻≫ 2023年6月 |
≪10巻≫ 2023年12月 |
≪11巻≫ 2024年7月 |
【本の内容】 |
公式HP ◆内容紹介 華麗で獰猛な美しき乙女たちの戦い! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 高校2年生の早乙女 香が目指すのは、将棋界の遥か高み。彼女の前には、美しくも獰猛な乙女達が立ちふさがる。なによりも熱く、そして冷徹な戦いが今始まる! 【編集担当からのおすすめ情報】 今最も熱い「将棋」の世界。しかし、「将棋」は男だけのものではありません! 「女流将棋」の世界を、『兄の嫁と暮らしています。』のくずしろが豪快に描きます! 〔2巻〕 目指すは、遥か高みの最高の女性(ひと)! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。しかしその道には、自分こそが新たなる女王になると信じて疑わない強敵達が… 中でも、中学2年生で奨励会二段のド天才・須賀田空が香の前に立ち塞がる。果たして、激闘の行方は── 〔3巻〕 絶対女王・天野香織。その底知れぬ力! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の力を知ることになる。 早指し棋戦で香の師匠と対局する絶対女王の天野。香はその対局を通じて、天野が将棋に抱く強い思いを目の当たりにする。果たしてその遠き背中に追いつく事はできるのか──!! 〔4巻〕 かつての女王、棋界の魔女登場! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の力を知ることになる。 マイナビ女子オープンを順調に勝ち進む香の次の対戦相手は、天野香織が台頭する前に女流将棋界最強の名をほしいままにした魔女・夏木小百合。 衰えを知らない棋風に、香はどこまで迫れることができるのか──!? 〔5巻〕 女流棋士四強、相見える!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? マイナビ女子オープンもいよいよ佳境に!女流棋界の魔女・夏木小百合に勝利した香の次の対戦相手はアマの天才児・アナスタシア! そしてもう一つのブロックでも激闘が!? 果たして、最強女王の前に立てるのは一体誰なのか!? 〔6巻〕 強くなれ!憧れの人の前に立つために! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? 最強女王・天野香織に挑むのは果たして!? マイナビ女子オープンもいよいよ大詰め! 憧れの人との対局まであともう少し! しかし香の前に立ちはだかるのは現役奨励会員の須賀田空。 その実力差はあまりに大きい… 勝つためには強くなるしかない。果たして香は、難敵を倒す力を身につけることはできるのか──!? 〔7巻〕 須賀田空と天野香織の因縁が明らかに!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? 最強女王・天野香織に挑むのは果たして!? マイナビ女子オープンも、ついに挑戦者決定戦へ! 方や憧れの人の前に立つために、方や己の正しさを証明するために── 果たしてどちらの乙女が勝ち上がるのか!? 〔8巻〕 天野香織に挑戦する乙女がついに決定!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? 最強女王・天野香織への挑戦権をかけた戦いがついに決着! 激闘の果てに勝ち残ったのは果たして── 〔9巻〕 かつての女王が現女王・天野香織に挑む!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? マイナビ女子オープンのタイトル戦を前に、かつての女王である夏木小百合が、全てのタイトルを独占する天野香織に挑む。 白熱する女流王将戦、制するのは新旧どちらの女王か!? 〔10巻〕 香はついに憧れの人のいる高みへ!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? いよいよ始まるマイナビ女子オープンのタイトル戦を前に、天野香織はその存在感をさらに増していく。 アマ強豪の津雲嵐との銀河戦は、どのような決着となるのか!? そして、天野のいる高みに挑戦する香の心中はいかにーー!? 〔11巻〕 最強女王の荒波が、香に襲いかかる!! 81マスの盤上で激しく戦う乙女達! 女流将棋界の絶対女王・天野香織がいる高みを目指す、弱冠17歳の早乙女香。彼女は、女流の七タイトル全てを独占する天野の前に立てることはできるのか!? いよいよタイトル戦の舞台に立つことになった香。長い間、夢見てきた憧れの人を前に、香は何を思うのか。 そして、迎え撃つ女王・天野香織もまた、己を追い詰める可能性を秘めた挑戦者に嬉しさを抑えきれずにいた。 注目のマイナビ女子オープン第一局、激闘の火蓋が切って落とされる!! |
【レビュー】 |
女流棋士のリアルを描いた将棋マンガ。 〔あらすじ〕 JK女流棋士・早乙女香はなぜ「こんな切ない戦い」・将棋を指しているのか。 〔主な登場人物〕 [早乙女香(さおとめ・かおり)] ・主人公。1巻表紙の娘。 ・JK女流棋士。 ・天野に追い付くことを目指す。 [天野香織(あまの・かおり)] ・女流七冠。 ・早乙女より7〜10歳くらい年上のようだ。 ・早乙女が学童の頃に、「飛角vs裸玉」で将棋を教えた。 ・常に濃色の手袋を着用している。(ポスターでは素手) [支倉(はせくら)] ・20代後半くらいの女性。 ・マイナビらしき出版社の一編集者。担当雑誌はクロスワードパズル。 ・将棋の知識はほぼゼロ。将棋二段の先輩(?)♂のススメで女流棋士に興味を持つ。 〔寸評〕 ・支倉は、全く将棋を知らない人目線でのキャラとなってます。先輩(♂)とコンビで(?)、将棋界の複雑な部分について解説役になっています。 ・支倉目線でストーリーが進んでいくのかと思ったら、2話目以降は早乙女の目線で、女流棋士の日常とリアルが描かれていきます。 〔総評〕 女流棋士という存在が、「女性のみがなれる」「棋士ではない」という微妙な立ち位置だからこそ発生するエピソードが、香川さんの実体験に基づいているのかなー…などと考えてみたり。と思うと、早乙女と香川さんを重ね合わせて読んでしまうのですが、一般向けのマンガなのですから、たぶんそこは考えずに読んだ方が良さそうです。 シリアスな空気と軽妙トークが織り交ぜられているのは、読みやすくていいです。ただ、1巻の前半は、シビアとほわほわが両立している感じで進んでいましたが、後半、性格の悪そうな現役女性奨励会員の登場で急にギスギスし始めました。大丈夫かしら?!(ハラハラ) これが実体験ではなくフィクションであることを祈ります。(2019Nov15) |