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■うちゅうの王

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うちゅうの王
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うちゅうの王 [総合評価] D

絵:B
ストーリー:C
構成:C
キャラ:B

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【まんが】 佐々木健 【監修】 森内俊之
【出版社】 小学館
発行:2008年5月 ISBN:978-4-09-140637-8
定価:520円(5%税込) 186ページ/18cm


【本の内容】
◆内容紹介
「盤上は宇宙だ!オレは宇宙の王になる!」将棋少年・宙が右脳をクルクル回転させ、強豪集う『てっぺん道場』に突入! トップ棋士・森内名人が作った盤面をもとに、新鋭“ささけん”がギャグ多めで描く熱血将棋まんが。

〔裏表紙より〕
へたれ将棋少年・雅(みやび)の前に現れた、寝ぐせ&変顔少年・宙(ちゅう)!アホアホ言動全開なのに、将棋だけは強ェ〜!宙は、雅を強引に引き連れて、日本一の“てっぺん道場”に突入〜!狙うはトップ、“王組”に君臨する『棋童(きどう)』の座!それを阻む難クセある強豪たちに、右脳フル回転の(秘)戦法で挑む!!「盤上の宇宙から“勝ち星”を見つけ出すぜェ──!!」


【レビュー】
少年が主人公の将棋漫画。「小学五年生」に2007年4月号から2008年3月号まで連載されたものを単行本化したもの。

●あらすじ:
将棋が弱くて、クラスメートの牛沢らにイビられている雅(みやび)。雅が川原で一人将棋を指していると、突然宙(ちゅう)が乱入してきた。宙の目的は、両親の離婚で別れた双子の兄・虎宇(こう)を探すこと。将棋の強い小学生が集まる「てっぺん道場」で目立てば、必ず虎宇に会えるはず…。

(以下、多少のネタバレの内容を含みます。反転してご覧ください。)
●主な設定:
・「てっぺん道場」は、歩組、香組、…、飛組、王組の8段階。頂点に立つのは「棋童」。
・宙は、右手人差し指をコメカミに当ててくるくるさせる癖がある。後半は「宙's ○○」と言いながら、ネズミが増えるごとに思考が加速する。
・虎宇は、左手人差し指を額に当てて「振動数(ヘルツ)」と言うことで本気モードになる。

作中に登場する戦いは以下の通り。

 (1)雅vs牛沢/▲四間飛車?△棒銀?(中終盤から。棋譜なし)
 (2)あいみ(銀組)vs宙/▲カニカニ銀(スズメバチ中飛車)
 (3)宙vs虎宇/▲居飛車穴熊△四間飛車鈴木システム
 (4)コピー犬飼(王組)vs宙/相総矢倉(総矢倉カメレオン)
 (5)宙vs雛子(王組)/角換わり腰掛銀(入玉鬼ごっこ戦法(?))
 (6)宙vs辰匡(TATSUMASA)(王組)/相掛かり△鎖鎌銀
 (7)虎宇vs宙/▲右玉△矢倉(ブラックホール戦法)
 (8)雅vs宙/(描写のみ)


なお、将棋の内容は、コラム「宙のくるくる熱戦記」(1)〜(6)で棋譜と解説が見られる。

正直言って、この漫画はあまり好きになれなかった。理由はいくつもあって、宙と虎宇のキャラが安定していない、準主役の(はずの)雅やあいみの存在が空気同然、ラストの展開が読める上に、打ち切り的な尻切れトンボ、…などなど。

なお、「ギャグ多め」ということだが、そんなに面白くなかった…。(2009Sep09)



【関連書籍】

[ジャンル] 
将棋コミック
[シリーズ] 
[著者] 佐々木健 
森内俊之
[発行年] 
2008年

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