zoom |
ミニミニブックシリーズ 将棋教室(9) 将棋実力診断(戦局別) |
[総合評価] C 難易度:★★☆ 〜★★★ 見開き1問 内容:(質)B(量)C レイアウト:A 解答の裏透け:B 解説:A 中級〜上級向き |
Not
found at Amazon.co.jp |
|
【著 者】 米長邦雄 | ||||
【出版社】 昭文社 | ||||
発行:1979年1月 | ISBN:4-398-23509-4 0376-620009-3093 |
|||
定価:350円 | 122ページ/13cm |
【本の内容】 |
第1章 序・中盤の心得=32p (1)序盤の心得 (2)中盤の心得 第2章 中盤戦=21問 第3章 終盤戦=18問 〔ミニ講座〕千日手について/持将棋について ◆内容紹介(はしがきより抜粋) 本書では将棋の基本的なものを解説した。まず第一章では対局中、局面をリードする心得について講座風にふれたが、序盤では特に王将を大事にするよう強調した。また中盤以後には形勢によって緩急の指し手を変えねばならないので、その形勢を正しく判断する方法を紹介した。第二章以後は、例によって次の一手形式で、読者にも考えてもらうようにした。(後略) これら序中終盤のそれぞれの感覚を身につけ、一局の実戦でスムーズに移行できたとしたら、また将棋の考え方、棋力が上がると信ずる。 |
【レビュー】 |
序盤・中盤・終盤の戦局別に分けた次の一手問題集。 第1章は次の一手問題ではなく、講座。主な内容は序盤と中盤。序盤編は、居玉で戦うことの欠点について例を挙げながら、玉を囲うことの大事さを解説。中盤編は、形勢判断の4要素(駒の損得,玉の堅さ,駒の働き,手番)について。 第2章・第3章は中盤と終盤の次の一手問題。一部は米長の実戦から。第3章の最後の方には千日手と持将棋についてのミニ講座があり、それぞれ「苦しいときに千日手で逃げる」「相入玉特有の点数稼ぎ」という、このクラスの問題集では非常に珍しい次の一手がある。 シリーズ10冊中の9番目でありながら、(特に第1章が)初級者脱出に必要な内容なので、10冊全部持っている人は本書から読むと良い。問題数が少ないので評価をCとしているが、内容はなかなか良い。 なお、タイトルに「実力診断」とついているが、正解数によって棋力判定ができるというわけではない。このタイトル名はちょっと謎である。(2010Jan21) ※問題12がシリーズ(2)の『実戦居飛車次の一手』の問題25と同じというのは、ちょっとなんだかなぁ。 |
【他の方のレビュー】(外部リンク) まだ見つかっていません。 |